うちの子は不安が強いタイプです。私も似たタイプなのでそこまで驚くこともないのですが、さすがに毎日「ちょ・・・。そんなことまで心配しなくても大丈夫だってば。」というような事を言い出すので不安になります。(笑)
ある日の子供の不安をご紹介します
小学校にひとりで行けない!一緒についてきて!
これは5歳になった頃から言い出しました。年長さんだった幼稚園のお姉さん・お兄さんが卒園し、小学生になったことがきっかけです。
小学生になる憧れもあるけれど、ひとりで小学校へ行くのは不安・・・という気持ちから出てきたようです。
ウチは小学校まで徒歩3分ほど。心配するような交通量の多い道もありません。どちらかといえば、校内放送やチャイムの音も自宅まで届くほどの近さです。心配しなくてもいいよ。
そう言って安心させると、今度は「中学校は?」と聞かれるのです。中学校もそばにあるので安心しろと伝えるのですが、その後は「高校は?」「大学は?」「お仕事はどこでするの?」と続いていきます。
高校や大学は近くにはないし、進路なども関係してくることを伝えると、今度は「将来なりたいものがまだ解らない・・・」と泣き出します。
もういい加減面倒になってくるので「心配するな。ずっと一緒に登校してあげる」という事にしてます。そのうち子供のほうから「もうついてこないで」と言う時がくるだろうという願いをこめて。
わたし、車の運転できないとおもう
車の運転をしている私の姿を見ていて、言い出しました。そんなことできない~!と突然泣き出すので、どうしたのかと思いました。
車の運転には免許証が必要で、そして免許証を取得するには自動車学校へ通う必要があることを説明すると「わたしには難しい・・・!」と絶望的な顔をします。
いやいやいや。大人になってからで十分だし、免許証も車の運転も一生しない人もいるから心配しないで大丈夫。
でも車の運転以外にも、自分にできないことがあるとしょっちゅう泣いています。「私にはできない」という事が人生終わったくらいの勢いでショックなようです。ピアノの新しい曲とか。
練習せずに弾けるようになったらそれはそれで恐ろしいわ。
大人になって仕事をして・・・その後、どうなるの?どこまで行ったらゴールなの?
不安が強いがゆえなのか・・・とにかく先のことを知りたがります。普通にお話をしていたと思えば、人生のゴールはどこなのか?という難解な疑問をぶつけてきたりします。
そんなのお母さんにもわからないよ。まだお母さんだってたどり着いてないし。
人生のゴールってなんだろう。死んだ時??どんどん質問が難しくなってきました。
死んだらどうなるのか?というところも聞かれたりするので、「死ぬこと」について想像の範囲で答えます。
そうすると「飼っている猫が死んだらイヤだ」と泣き出します。仕方がないので「猫は毛皮を着替えてまた戻ってくる」という風なことを教えました。
すると、真顔で「毛皮はどうやって着替えるのか?どの毛皮にするのか誰が決めるのか?」と聞いてくるのです。いろいろと答えにくい質問です。
ねぇ、人間は最後はどうなるの?
最近言われてぎょっとした質問はこれ。
最初に言われた時は「人が死ぬとき」かと思ったのですが、「最後って?死ぬってこと?」と聞くと「ちがう。お母さんも私も私の子供もしんで、ずーっと後」と言うのです。
子供は人類の最期のことを知りたいようです。・・・。壮大すぎる。お風呂で何の質問だ。
知らないよそんなの。知ってる人、いないよ。予想くらいはつけられるけど、正解かどうかはわからないよ。
ぎょっとしたので「わかんないなー。あなたはどうなると思う?」と聞いてみたところ「わっかんなーい(軽い)」と返されてそのままになりました。
どうして子供がそんなことを気にしているのかはわかりませんが、1ヶ月ほど前にも「ねぇ、いちばん最初の人はどんな人?」と聞かれました。
「えっ?どういうこと?」と聞くと「お母さんのお母さんはばぁばでしょ?ばぁばのばぁばのもっとずーっと前の人はどんな人かなと思って」と言うのです。
それは・・・猿から人に進化した時ってことか?
「会った事ないから知らない」と答えて胡麻化して、後で図鑑で進化の過程を見せました。
不安が強いから考えるのか?考えてしまうから不安になるのか?
とにかく子供の小さな頭の中ではいろんな疑問が浮かんでいて、考えていると不安になるようです。
知らないことにワクワクして、答えを知りたいと思うことは良い事だと思います。でも、不安になるのは心配だなぁ(←不安になってる)。
とりあえず「ねぇ、今5歳でしょ?3歳の時にできなかったことが、今はいろいろできるようになっているでしょ?将来のことで不安になるかもしれないけれど、今はできないけど大きくなっていけばできることがたくさん出てくるよ。だから今、心配しなくてもいいんだよ」と言っています。
考えるなとは言えないから、考えてもいいんだけど、今心配しなくても大丈夫なのよ。
そう言いつつ、不安な気持ちで子供を見ている親のわたし。子供に言い聞かせながら「お前もな!」と自分に言い聞かせています。
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