レビュー:久しぶりに発達障害関連の本を2冊読みました。

発達障害関連の本2冊 助けられた本

昔は発達関連の本といえば「治らない」「薬」「育て方のせいではなく脳の機能障害」という感じが一般的でした。あとは有効な接し方とか。

最近、子供が発達検査を受けたので、また初心に戻って勉強しようと発達関連の本を2冊読んだのでご紹介します。

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久しぶりに読んだらかなり内容が変わっていた

子供や自分の発達障害を疑っていろいろと調べていた頃は、図書館でたくさん借りてきて読んだりしていましたが、最近はあまり読んでいませんでした。

今回読んだ本はどちらも2019年に発売された本で、図書館には無かったので購入。

なんだかこれまでの本とは違う視点で書かれていて「あぁ、そうだったのか!」と納得できる点と、「ん?」と思う点がありました。

1冊目「薬に頼らず家庭で治せる発達障害とのつき合い方」

こちらは2019年2月初版の本で、脳研究者であるDr.ロバート・メリロさんの本です。

ただ、アメリカでこの本が発売されたのは2009年らしいので、内容も変更されたりはしているだろうけど、10年前の翻訳本ってこと。

本の内容としては発達障害は左右の脳の成長バランスの崩れから起こるもので、ブレインバランスを整えることで治すことができるというものです。

家庭療法「ブレインバランスセラピー」はなんと治癒率80%というから驚き・・・。もしそうなら、もう発達障害で悩む人とかいなくなるんじゃないですかね?

脳のバランスを検査するための細かいチェックやテストを行い、崩れている方をトレーニングしてバランスをよくします。

大事なのはしっかりチェックして崩れ具合を知ることと、崩れているほうだけ(片方だけ)トレーニングすること。(両方やってしまうとバランスが整わない)

なるほどね~と思いました。左右どちらがどのくらいバランスが低下しているかで、現れてくる特徴は変わってきます。

だから動きの多いADHDタイプと不安が強くて動けないうちの子のようなタイプが、同じ発達障害の枠に収まる訳ですね。どうしてあんなに表れる特徴が真逆なのかな~と思っていました。

その他にも発達を測るマイルストーンの事や栄養面での事、関わり方なども書かれていて勉強になりました。

あとバランスセラピーを行う前に原始反射をとっておくのはもう当たり前ですよ!的な感じで書かれています。原始反射・・・初めて聞いたんですけど。

原始反射は赤ちゃんが生まれながらに持っている反射のことで、おっぱいを吸うとかの行動のことです。原始反射が残っていると生きづらさに繋がるらしいのです。

でもこの本には原始反射を消すエクササイズは載ってません。うーん。ブレインバランスの前にまずは原始反射を消すエクササイズをするべきか・・・。

2冊目「子どもの『言っても直らない』は副腎疲労が原因だった」

次に読んだのはこちら。2019年12月に初版。こちらは副腎疲労が原因ってやつですね。なんとなく本屋さんで原始反射のエクササイズが載っている本を探していて見つけました。

この著者の方は副腎関係の本をたくさん書かれています。発達関係というより副腎関係。

心が弱く不安になりやすいのは亜鉛不足と甘い物のとりすぎと書かれています。そうかー。

全体的にグルテン・カゼインを排除して、体に悪いものを入れないようにすると問題が起こりにくいということでした。

アレルギーとして外に出ているもの以外にも、身体の中では軽いアレルギー症状が出ていることが多いというのも納得。

私も子供もトマト嫌いですが、スギにアレルギーがある人はトマト嫌いが多いそうです。子供は無意識のうちにアレルギー原因となるものを避ける傾向もあるそうで。だからなのかな。

原始反射のエクササイズも載っていて、子供にやらせたら楽しそうで気に入ったようです(よくやってる)。

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2冊読んで親として思ったこと

2冊の発達障害に関係していそうな本を読んでみましたが、それぞれ、とても勉強になって面白かったです。

以前は発達障害は治らないと言われていたので、診断されると親としてはどう対処していいかもわからず、どん底に落ちていたと思うのですが、今はいろんな方向からアプローチがあるんだなぁ。

親として、やってあげられる事があるのはいいな

正解かどうかはわかりませんが、治りませんよと突き放されるのではなく、子供の様子や成長を見ながらトライできるのは良いことのように思います。

発達障害は治ることはないのだから、こういう治りますという本は全て商売だという人もいるし、私もそうなのかなと思ったりしました。

でも、親として考えると薬を一生飲む方法より、効くかわからないけどやれる事があるほうが精神安定上いいかなと思うのです。

治る!と言い切ってしまわないと本が売れないのかもとも思いますが、そもそも発達障害が「治る」ってどうなんだろう?と思います。

発達障害はこの症状があったら即アウトというものではありません。みんな持っている特性の中で、凹凸が大きくて生き辛さを感じる場合が発達障害な訳ですよね。

じゃあ、生き辛さを感じない程度に弱まれば「治った」という事なんでしょうか?なんか治るって言葉が発達障害と合ってないという風に思いました。

症状が完全に消えることではなく、問題にならない程度に軽減したという事なんでしょうね。発達障害の枠には入らない程度になりましたよーという事かな。

忙しい母親にはわかりやすく簡潔に書いて欲しい

1冊目の「薬に頼らず家庭で治せる発達障害とのつき合い方」は、翻訳し直したほうがいいと思う。こんなに内容が頭に入ってこない本は初めて。

母親も忙しいです。言う事聞かない子がいるお母さんやフルタイムで仕事しているお母さんはてんてこ舞いですよ。

本当に効果があるかどうかは別として、忙しいお母さん達にこの本読んで実践は無理だよ~。挿絵もほぼ無く、エクササイズのやり方のイラストも無いんだもの。

論文かなんか読まされているような気になりました。とりあえず何度も挫折しかけながら一通り読み切りましたが、辛かったです。

最後まで言ってることは良さそうなので、内容がわかりにくいことがただ残念。(私がバカなだけかもしれませんが)

そして所々で日本では受け入れられなさそうな表現や考え方もあって、ダメな人もいそう。

必要な部分だけ上手に和訳して、忙しいお母さん達にもさっと読んで実践できるようにして欲しいです。

2冊目の「やる気がない!落ち着きがない!ミスが多い!子どもの「言っても直らない」は副腎疲労が原因だった」は、解りやすいです。

勉強になったし、するっと頭に入ってきます。ただ、副腎疲労だけで完結させていいのか?と思いました。

発達障害は脳が原因な訳なので、副腎疲労で症状が出ているなら和らぐと思いますが、それだけじゃないよね?

本は定期的に新しいものを読んでみたほうが、新しい発見があっていい

それぞれ読んでみて、発達障害関連の本もいろいろ出てきているんだなぁと感じました。

図書館好きでよく利用していますが、医学はどんどん進化しているし、解らなかったことが解明されて新しい発見も多いです。

図書館で発達関連の本を読むときは、いつ発刊されたかのチェックが必要ですね。

10年前に発達障害と診断されたお子さんをお持ちのお母さんとか、以前に読んだ本のままの情報しか知らない人もたくさんいるかもしれません。

お医者様でも新しい情報をいつも気にしている先生もいれば、まったく古い情報のままの先生もいるので、新しい情報を仕入れることって大事だなと思います。

何を信じて取り入れていくか、それは正解なのかの判断は人それぞれで難しいと思うけれど、個人的にはいろんなアプローチをしたいので、今後もいろいろと読み漁りたいと思います。

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