気になる特徴:見本があるものを書くのは得意でも自由に書くのは苦手

想像力が弱いので自由なお絵かきが苦手

5月、6月は母の日・父の日がありました。幼稚園に通い始めたので初めて「子供の書いた母の日・父の日の似顔絵プレゼント」をもらいました。感無量です。

すごく上手でびっくりした

母の日の似顔絵を持って、子供がもじもじしながら「おかあさん、いつもありがとう!」と言ってくれました。すごいです。こないだ生まれた子がこんなに成長したんだなぁ・・・と思う瞬間です。

絵を見てみるとびっくりするほど上手に描けています。口の部分はちゃんと赤色のクレヨンに変えて書いています。いつの間にこんなに上手な絵が描けるようになったんだ!!と本当にびっくりしました。子供にもすごいすごい!と褒めちぎりました。

で。1ヶ月が過ぎ、父の日が来ました。これまたびっくりするほど上手なお父さんの絵を持ち帰り、「おとうさん、いつもありがとう!」と渡していました。お父さん、感激です。

なんかおかしいと気付く

・・・そして更に半月。未だに毎日子供が母の日・父の日の似顔絵を持ち出してもじもじしながら「おかあさん、いつもありがとう!」とやってくれます。1日5回ほど。母の日から既に1ヶ月半が経過しています。

子供の中で「もじもじ」と「おかあさん、いつもありがとう」はセットになっているようです。「それ、先生が教えてくれたの?」と聞くと嬉しそうに頷いています。

あぁ。この場合、「おかあさん、いつもありがとう」は子供にとって「台詞」だったということなんですね。子供は先生がこうするんだよと教えてくれたとおりに言って渡したら、お母さんがびっくりするほど褒めてくれた・・・と思っている訳です。

母の日が何なのか、その台詞がどういう意味なのかはあまり考えてはいない様子です。とうとう昨日、お父さんがそっと私に聞いてきました。「ねぇ、これ(おとうさんいつもありがとう)、いつまで続くの?」・・・。いつまでだろうね。

とりあえず、子供は褒められることが嬉しいようなので頑張って褒めながら「いつまでかはわからない。飽きたらやめるだろう」と答えておきました。

上手な絵。それは人の真似

絵についても気になることがあります。上手に母の絵が描けていたので、おじいちゃんやおばあちゃんの絵を書いて持って行ってあげようと子供に提案すると「うまく書けない・・・」と言ってぐだぐだな絵を書いています。

おじいちゃん、おばあちゃんの絵より横の猫の絵のほうがメインになっています。(猫の絵が一番好きなようです)おかしいな・・・母の日の絵はすごく上手にバランス良く描けていたのに。

そういえば、以前読んだサイトの自閉傾向の強い子のチェック項目に「決められた物を作ったり、見本があるものを描いたりすることはできても、自由に絵を描いたり、ブロックで組み立てたりすることが苦手」というのがありました。

そうだ。確かに私と絵を書くときは真似して書くので同じような絵を書きます。母の日・父の日の絵はお友達の絵をお手本にしてそっくりに描いたものだったのです。

想像力が弱いので自分で絵を自由に描くことは苦手だけれど、お手本(この場合はまわりのお友達の絵)を見ながら描くのは得意ということですね。

自閉傾向が強いがまわりのことはよく見ている

うちの子は自閉傾向は強いけれどまわりのお友達のことはよく見ています。なので、一応集団行動がとれているのかもしれません。先生の指示も聞いているようです。

私も今思えば子供の頃から自閉傾向が強い子だったと思います。実家にある私の幼稚園時代の母の日の似顔絵には蝶々の絵がかいてあります。みんながお絵かきを始めたから自分の好きな絵を書いたんでしょう。

蝶々の絵をよく描いていたことは覚えています。大好きな絵でした。それを母にあげたのも覚えています。母がどんなリアクションをしたかは覚えていませんが。母の日の似顔絵の紙に自分の顔じゃなくて蝶々を書いたものを貰った母はどんな気持ちだったのかなぁ。

私が「失敗した。お母さんの絵を書く紙だったのか」と思っていなかったところをみると、まわりの子の絵を全然気にしていなかったのがよくわかります。まわりの子の絵を見ていたら気付いたことでしょうから。

それに比べればうちの子はまわりを良く見ているぶん、マシなのかもしれないなぁと感じました。私と同じように「誰かと一緒に遊ぼう」とかいう気持ちは、やっぱり人より薄めですが(自由時間は自分の遊びたい遊具に突進)。

自分のやりたい事をやめてまで人と一緒にいるという選択肢はない

お迎えに行くとひとりで滑り台を滑ったりしてるんですよね。みんなは砂遊びしてる時でも。「お迎えがくるまでお外遊びをしましょう」という先生の話を聞いたとき普通なら「○○ちゃん、一緒に砂遊びしよう」と誘いあって外に出て行くのが他の子。

うちの子は「よし。滑り台滑ろう」と意気込んでひとりで突進していき「あれ?今日は誰も滑り台に来ないなぁ」と思いながらも滑り台を滑り続けるのです。そこで他の子を見て「みんながいるから私も砂場で遊ぼう」という風にはなりません。だって滑り台が滑りたいんだもの。やりたい事は砂遊びではないのです。

わかる。わかるよ。その気持ち。自分のやりたいことをまげて人と一緒にいるという選択肢が自分の中に存在しないのよね。遠くからそんな子供の様子を眺めながら、昔の自分の姿を見ているような気持ちになっています。

こういうのって子供に言ってわかるような事じゃないし、本人がやりたい事をとめるのもどうかと思うので暖かく見守るのみですが、つくづく自閉傾向がある親子だなぁと感じます。

コメントを残す

*