昨日、夕飯時のことでした。子供が「ごはんいらない」と言い出してお父さんに怒られました。あぁ、なんで休みのたびにお父さんは怒りスイッチが入るのか・・・。
子供がお父さんに怒られてしまった詳細と私の対応
子供がお父さんに怒られてしまった原因は、夕方になって眠くなり何に対してもイヤ!と言うようになったことです。
眠くなってイライラした状態の子供の様子
夕飯準備をしていた私に子供が「ごはんはうめ(のおにぎり)とこんぶ(のおにぎり)とりんご(デザート)がいいの」と言い出しました。
いや。今日はカレーですよ。そのメニューはよく食べる朝ごはんだよね。
子供はおにぎりとりんごが食べたいと譲りません。カレー食べたくない!いらない!!と騒ぎ始めました。
こんなことはよくあることなので、私は「はいはい。じゃあ食べなくてもいいよ。」と気にせずにお皿を並べ始めました。
丁度子供は昼間はたくさん遊んで夕方になり、半分眠くてイライラしている状態なんです。そういう時はこういうことよくあるよね。
「ちーの好きな卵焼きもあるよ。食べなよ。あなた眠くてイライラしているからそんな気持ちになるのよ。まぁ落ち着いて卵焼きを食べてごらん。他のも食べてみようかなって気持ちになると思うから。それよりほら。お箸を運んで。お手伝いをしてくださいな!」と私が言うと「イヤー!」との返事。
テーブルに並び始める料理を見ても「イヤー!食べない!」と押し返します。
子供の様子にお父さんが怒り出した
そんな子供の様子を見ていたお父さんが「そんなことを言ってはいけません。ちゃんと食べなさい!」と怒ります。
横目で見ながら、あぁ、火に油を注ぐなぁ・・・と思ったけれど忙しかったのでそのまま支度をしていると、ぐずる子供相手にお父さんはどんどんヒートアップ。
「お母さんのお手伝いをしなさい!」「ちゃんと椅子に座りなさい」・・・「そんな事を言うなら食べるな!!」と怒鳴り始めました。そして子供は大泣きです。ほんとに忙しいのになぁ。
子供が泣きながら「おとうさんがおこったぁぁぁ・・・」としゃくりあげるので、「眠くてイライラしてるんだよ。落ち着いて。これは食べたくないんだよね。うんうん。でもお父さんとお母さんはこれ食べるからね。あなたは食べなくないんだったら食べなくてもいいよ。」
まだひっくひっくとしゃくりあげながら「おこらないでぇぇ」と言う子供を抱っこしながら「お父さんも怒鳴らないで」と小声でお願いすると、その様子(お父さん的には甘やかしている母親と映っている)にキレたのか、お父さんは「お風呂の時間まで二階にいるから!」と自分の部屋にこもってしまいました。
その後のふたりでの食事と子供に伝えたこと
お父さんがいなくなったことで子供は落ち着きを取り戻し、食卓に着きました。
最初は卵焼きだけ食べると言ってお箸を手にしましたが、結局食べ始めたことで目が覚めたのか、ブロッコリーのサラダもきゅうりとじゃこの酢の物もひじきの煮物も食べ、カレーも2/3を食べました。
ふたりで食卓を囲みながら「ほら、食べたくないって言ってたけれど、食べたらおいしかったでしょう?」と聞くと子供は頷いて美味しい!とにっこり。
「あのときは眠かったから食べたくないって思ったんだと思うけれど、食べてみたら美味しいのよ。お母さんはあなたのために一生懸命作ったから、食べたくないって言われて悲しかったよ。食べたくないって言われたら悲しいのよ。だから今度から食べたくないなぁって思っても、そんなこと言わずに少しでも食べてみてね。」
子供はうん。とちょっと俯いて頷いていました。
「最初っから食べない!って言ったら、勿体ないよ。すごーく美味しいかもしれないもん!どんなことでも一緒だよ。やってみたら面白かったこととかあるでしょう?なんでもやってみなくちゃね。チャレンジ!だよ。」そう伝えると、子供は笑っていました。
その後のお父さんの様子
食事が終わってご機嫌になった子供に「お父さんにご飯どうぞって言ってきて。」と言いに行かせましたが、お父さんは籠ったまま。
仕方なくスマホで「ちゃんと子供はご飯を食べた事、落ち着いてから言動も注意した事、子供を怒るときはまず肯定して子供の気持ちを認めてから注意して欲しいという事」を伝えました。
今日のようなことはよくあることです。
眠くなるとイライラするし、自分の意見が通らないと癇癪を起こすなんて子供だったらよくあることだと思うのですが、お父さんにとっては言葉が理解できる年齢なのにそんな態度を取るのは許されないのだそうです。
以前も何度も同じようなことがあり、お父さんと話をしましたが・・・以前お父さんは「子供が甘えている。我儘に育っていて見ていて不安になる。ダメなことはダメと言わなければ!」と言っていました。
今回も話をしようとしましたが、このことについては返事もしません。甘やかすことに目をつぶるかわりにしつけの部分全般を自分はノータッチでいくと決めたようです。
・・・子供ってそういうものだよ?お父さんに言ってもなかなか通じないので言いませんが、お父さんの叱り方(子供の様子にイライラして怒る)でやっていたら3日目には手が出て幼児虐待してしまうよ。
強く叱るより、できたことを褒めていくほうが身に付きやすいっていうのはもう子育ての常識だと思うけれど、お父さんの中では強く叱られて何度も泣いて鍛えられていくのがしつけなのだそうです。
結局お父さんはその後子供が寝るまで部屋から出てきませんでした。
もうこうなると私にとっては子供がふたりいる状態。面倒くさすぎて何か言う気も失せる。
お父さんの気持ちもわかるけれど要求が高すぎる
お父さんの言っていることはわかります。ダメなことはダメと言わなきゃいけないというのも解る。
でも、その前に子供に対する要求高すぎない?お父さんの思い描く子供の姿がロボットすぎるのです。子供じゃなくて規律正しい軍隊かなんかですか?3歳児に?
俺もそうやって注意されて育ってきたという気持ちがあるのだと思いますが、まず、お父さんも言われた記憶があるのだとすれば、それはお父さんも幼稚園の年長から小学校低学年あたりまで似たようなことをしていたということです。(だいたい子供の記憶はこのあたりからだと思う)
自分もしていたのよ?たぶんお義母さんが今のお父さんの言葉を聞いたら「よく言うわねぇ。」と笑うと思う。
最近、休みのたびにお父さんの怒りスイッチ発動で同じようなことになっています。
お父さんはプライドが高いので私の言葉は届かないし、うまく話ができません。ちゃんと叱り方の方向性を夫婦合わせていきたいとは思っているけれど、話を聞いてくれないので困っています。
お母さんはゆるゆる子育てしていると見えるかもしれないけれど、前もっての声掛けで叱る場面を減らす努力をしたり、うまく誘導して目的を達成させたり、叱らずに子供を動かす努力をしているの。
ただ笑って子供を甘やかしているのではないんですけど、そういうのは説明しても通じないんだよなぁ。自分は間違っていないという気持ちが強いのです。
発達障害を持つお子さんがいるご夫婦は離婚率が高いというけれど、こういう感じで亀裂が生じるんでしょうね。
なんかもう、ノータッチでいいから子供をやたらと叱らないで欲しいと思う反面、子供にかまうことなくスマホでマンガばっかり読んでるお父さんの姿を見てしまうと「子育ては私ひとりに丸投げか!」という気持ちにもなってしまう。
うーん。前回の記事で休みの日はお父さんと子供を触れ合わせて関係を深めようという事を書いたけれど、長い時間子供とお父さんが一緒にいると、お父さんの怒りスイッチが発動してしまいます。
困った。こうやってお父さんに怒られた記憶が積み重なってお父さん嫌いが進むんだなぁ・・・。
★お父さんと子供の様子シリーズ★
以前はお父さんとゴタゴタしていましたが、子供が大きくなり、最近はお父さんが怒ることもほぼなくなりました。お父さんも初めての子育てで気負ってたんだな。
厳しくしなくても大丈夫。今同じ状況の人は子供を長い目で見てあげて!
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