うちはお父さんと子供の関係が微妙です。たまにしか関わらないからというのもあるし、お父さんが大きな声で怒ることが怖くて仕方ないようです。
先日の記事を書いた後、お父さんとゆっくり話をする機会があったので、その内容をご紹介します。
↓こちらは先日の記事
お父さんと育児方法について話をしました
連休中にお昼寝をしすぎたお父さん。夜中になってもあまり眠くないようで、眠る子供を挟んでお布団に横になったままお父さんとおしゃべりしました。
話題は子供の寝相がお父さんに似すぎているという話から。
私がお父さんに話した子供のことや育児方法の内容
和やかにのんびりした口調で気を付けながら、お父さんと子供がまたお風呂に一緒に入らなくなったことに触れ、私の気持ちを話しました。
- 子供が発達障害かわからないけれど、ちょっと普通とは違うと感じていること。
- 子供のおむつはずれが遅いのは私のやり方が失敗だった(昔ながらのおむつはずしをしてしまった)。
- 子供のしつけに関しては発達障害児向けの方法を実践したいと思っていること。
発達障害児向けのしつけ方法というのはいろいろあるとは思いますが、うちの場合は不安が強い子向けの方法(静かな声でゆっくり何度でも説明する)です。
普通の強く叱るようなしつけ方は、不安が強く叱られると萎縮してしまう子には向いていないし、こういう方法は発達に問題がある子だけでなく、普通の子にも有効だと思ったからです。
話を聞いた時のお父さんの反応
僕はいつも一緒にいる訳じゃないし、おむつとしつけに関してはわかった。そう思うならそうしたらいいよ。
良かった。いつも私の話をあんまり聞いてくれない人だし、私は説明をするのがすごく苦手なので、伝わるかどうか心配でした。
「いいや、びしっと叱らないと子供は理解しない」と反発されるかもと思っていたんだけれど。
お父さんに説明したり真面目な話をするのはすごく気を遣う
お父さんと話をするときは、雰囲気と言い方とお父さんの体調と機嫌に気を付けています。
- 雰囲気 → のんびりしている時のみ
- 言い方 → きつくならないようにふんわりと
- お父さんの体調 → 仕事が忙しい時は基本的にムリ
- お父さんの機嫌 → にこにこしている時のみ
今回の寝る前のぼーっとした感じでぽつぽつと話をしたのは正解だったようです。
私も「言わなきゃ!ちゃんと伝えなきゃ!」と気負いすぎると怒っているように受け取られるので、力の抜けた感じが良かったのかも。
子供はお父さんのことは嫌いじゃないと伝えておく
あと、子供はお父さんのことは嫌いではないというのも伝えておきました。
嫌いじゃないけど、怖いのです。お父さんは怒ってないよと説明するのですが、やっぱり怖いという気持ちが拭えないようで・・・。
声の大きさだったりトーンだったり。叱っている訳じゃないけれど、焦った時の声とかが無意識に大きくなってたりするので、そういうのが怖いんじゃないかと思う。
いつ怒りだすかわからないので、一緒にいるとまた怒られるのではないかと不安に思うのです。
お父さんの気持ち「甘ったれた子にしたくない」
そしてお父さんの気持ちも聞くことができました。
僕は発達障害のこともよくわからないから、障害があるかどうかとかが気になる訳じゃない。
ただ、子供に甘ったれた所がある気がする。
だからそういうのを見ると強く叱らなきゃという気持ちになる。
あぁ、わかる。
私にとっては1~2歳頃がそういう気持ちだったな。
子供が生まれて、泣いたりちょっと笑ったりくらいしかしなかった子がどんどん大きくなって、ある時ふと思うのです。
あ、この子をしっかりした子になるよう「しつけ」しなくては!と。可愛いばっかりだったのに、急に親スイッチ(義務感)が入る瞬間ってありますよね。
初めての事(しつけ)を自分がしなくてはいけない立場になったというプレッシャーと、失敗は許されないという気持ちで「子供らしい部分」を抑えようとしてしまったことがありました。
「外ではいい子、家ではワガママ」なうちの子
うちの子はこの歳にしてはかなり聞き分けがいいほうだと思うよ。
きちんと落ち着いて話をすれば理解できるし、納得できればちゃんと親がして欲しい行動をとることができるよ。
お父さんはちょっと不満げな感じでしたが、うちの子は同年代の子に比べてかなり理解度は高いほうだと思っています。
確かに、お父さんは怖がられているので子供はいつも怒られて興奮状態。お父さんにとっては聞き分けが悪く話も指示も通りにくい子と感じているのかもしれません。
うーん。お父さんの話し方を変えればたぶん指示も通りやすくなると思うけどな。
あの子、まだ3歳だよ。
今は自分の気持ちを言葉で表現することを学ぶ時期なの。
言っていることはワガママだと感じるかもしれないけれど、この年齢ならまず自己表現をできるようになるのが成長です。
次の段階で、まわりの人の都合や気持ちを考えた行動ができるようになるのです。お父さんの子供に対する要求が、年齢以上のものに感じてしまうなぁ…。
しかも、うちの子は自分の気持ちを相手に伝えることが苦手で黙り込むタイプです。
自分の気持ちをスムーズに表現してまわりの人に伝えられるようになるまでは、一生懸命言葉で表現しようという気持ちを大事にしてあげたい。
子供にまったく聞かれずにお父さんと話ができてよかった
私の気持ちを伝えると、お父さんも「そうだね」と少し考えているようでした。
どこまで伝わったかよくわかりませんがお父さんの気持ちを聞けたことと自分の気持ちをお父さんに伝えられたことは良かったなぁと感じました。
あと、もう言葉がずいぶんわかるようになっている子供に一切聞かれずに落ち着いて話ができて良かった。
子供って大人の話をちゃんと聞いています。他のことをしているようで、絶対に聞いていて、子供なりにいろいろと感じています。
たとえ言い合いをしていなくても、両親が自分の話で議論していると心配になるというか、間接的に怒られているように感じると思うので。
親が考える子供の理想像は大抵、年相応ではなく非現実的
親が考える子供の理想の姿って人によっていろいろあるとは思うけれど、だいたいは聞き分けが良くてお行儀良くて優しくしっかりした子供の姿を思い浮かべるんではないでしょうか。
私もそういう理想と子供の姿を重ね合わせて、はみ出た部分をなんとかしようと思って焦ったことがありました。
でも、そんなときに言われたんです。
お母さーん!まだ2歳にならない子だよ。つい最近生まれたんだよ。
最初からそんなことできる訳がないじゃない。
最初っからそんな聞き分けのいい子だったら逆に心配だよ!
・・・確かに。確かにそうなんです。
良い子像からはみ出た部分は子供らしい部分です。最初っからはみ出ない子なんていないんです。
1回言われただけで品行方正な態度がとれる子なんていない。小学校くらいまでにゆっくりゆっくり、子供に説明をして正しい行いができるように言い聞かせていけばいい。
何も言わずに放置してたら問題だけれど、子供が自分で考えて正しい行動を選んで行えるように育てていけばいい。
そんな風に言われて、あぁ、そうか。私は子供に「大人の態度」を押し付けようとしてたんだなぁと感じました。そんなこと、できなくて当たり前だなぁ。
というか、大人でもなかなか難しいのにね。子供らしい部分がまったくない、ロボットみたいな子なんて面白くもなんともないです。
子供が言葉を話すようになってコミュニケーションが取りやすくなると、もう十分成長した身体が小さいだけの大人と接しているような錯覚を覚えてしまいます。
でも子供はまだ最近生まれたばかりの学び途中。
どんなに立派な人も子供の頃は悪さをしたり叱られたり、いろんな経験を積んでいくのに。
その成長過程を飛び越えて大人みたいな態度を取らせようとするのはあまりにも無理言い過ぎだったなぁと感じました。お父さんもそんな風に思ってくれたらいいなと思います。
★☆ お父さんと子供シリーズ ☆★
コメント