映画を見るのがこわい!って子は別に無理する必要はない

子供と一緒に映画が観たい 日々のこと

うちの子は不安が強いので、映画を見るのが苦手です。

ホラーや動きの激しい映画だけでなく、子供向けの楽しい映画でも苦手なようです。

大きい音、激しい動き、感情を刺激するように作られた悲しい場面など、全部苦手。

春休みからGWにかけて子供向けの映画も多く上映されますが、うちは自宅でいいかなー。

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子供は映画のどこが苦手なのか?

苦手といってもこれまで自宅で映画を何本かは見たことがあるので、その時の様子をもとに何が苦手なのかを考えてみたいと思います。

急に出てくる(驚かされる)

これはまだうちの子が幼稚園の頃のこと。テレビで子供に大人気の『となりのトトロ』をやっていました。

同じような年齢の子供が楽しそうにする場面に、うちの子も嬉しそうに見ていたのですが…。

めいちゃんが引っ越してきた家の2階で黒いうごくものをみつけた場面がありますよね。

そーっと近寄って…両手でバチーーーーンと捕まえる有名な場面ですが…。

うちの子は飛び出てきたまっくろくろすけの大群に驚いて、テレビを大急ぎで消して泣きました。

トトロもネコバスも出てこなかった…。「飛び出てくる急な動き」がだめだったのかな。

見たのは幼稚園の頃なので、小学生になった今なら見られるかもしれません。

主人公が窮地に立たされる(ドキドキハラハラ)

子供にトイストーリーは鉄板だろうと思って見たのですが、映画ならではの主人公達の窮地に耐え切れず…。途中停止されてしまいました。

悲しい場面も苦手だし、一般的にはドキドキハラハラする場面も見ていられないようです。

だいたいの映画はドキドキするけど、最後は幸せなエンディングがやってくるんだよと伝えてみましたが、やはり悪者が迫ってきたりするのが見ていられない模様でした。

「こんな気持ちになるなら見なければよかった~!!!」と言って泣いて、数日は寝る前にも思い出してぐずぐず言っていました。

外国の映画はドキドキハラハラ(感情の起伏)が大きすぎて苦手っぽいな。

自分に起こりそうな不幸な出来事

両親を交通事故で亡くした小学生のお話だったので、最後まで見たものの「突然両親に会えなくなるかもしれない」という不安が強くなってしまいました。

自分に同じようなことが起きたらどうしようと考えてしまうようで、見た後は情緒不安定気味に…。

成長する小学生のお話だと思うけど、うちの子にはまだ早かったなと感じました。

感動作と一般的に言われるような涙を誘う演出も、子供にとっては耐えられないようです。

過激な行動で痛そうな描写

毎年、クリスマス時期になるとテレビで放送される懐かしの『ホーム・アローン』。

子供の頃にたくさん笑った記憶があったしコメディだから大丈夫だろうと子供に「面白いよ」と伝えて一緒に見ましたが、撃沈。

最初は笑っていましたが、家族に忘れられるという悲しい設定や家にひとりでいる時に泥棒がやってくるという事も不安につながってしまいました。

こども
こども

主人公が凶悪すぎる。仕掛けが危険。

あんなことをしたら泥棒が死ぬかもしれない。

おかあさん
おかあさん

あ…。

うちの子には見ていられない危険な仕掛けだったようです。確かに痛そうだし、打ち所が悪ければ死にますね。

楽しく見られた映画もあった

うちの子でも、楽しく見られた映画もあります。基本的にあまり胸が苦しくならないタイプの映画です。

ほんわかしたおだやかなストーリー

ほんわかしたすみっコぐらしの映画はだいたい心おだやかに見られるようです。

困った場面になってもハートフルにみんなで助け合って解決するストーリーで、子供の心には優しいようです。

いじめっこも出てこないしね。

自分と重ねにくい設定

ジブリの映画でも、先日観たハウルは大丈夫でした。落ち着いた感じだからかしら…。

魔法使いとか、現実との区別がしやすい映画だったこともあるのかもしれません。

難しい映画なので全て理解しては見ていないと思いますが、本人なりに満足できるラストだったようです。

戦闘シーンも普通に見ていました。悲惨な描写がないことも関係してるのかな。

これは最近見た映画なので、もしかすると成長とともにある程度のものには耐性がついてきているのかもしれません。

学校では怪談や怖い話が流行っているらしい

ここまで挙げた映画は大人が見たら楽しいと思うし、見た時の年齢が幼すぎたのかもしれません。

もっと他の映画も観てみたら楽しいと思うかもしれないのですが、過去の体験から「映画=苦手」となっているため、なかなか観たいと思えないようです。

先日は私が見ていたドラマで子供が悲しい体験をする場面があって、隣を見たら子供が大号泣しており、「ドラマ=悲しいから見たくない」と言い始めました。

子供が苦手と思っている部分は大人の私でも「胸がズシッと重くなる」と感じる部分なので、苦手と思う気持ちもわかるかな。

これは「感受性が強すぎる」とか、「他者と自分との境界線があいまい」という部分で起こるのだと思います。

それでなくても映画館は音が大きいので、無理だしね。

今はどんな映画もちょっと待てば自宅で楽しめるので、飲み物とポップコーンを準備して自宅で映画ごっこすればいいか。

そのうち、子供がもっと成長して「ドキドキハラハラの先に感動がある」と思えるようになったら映画館デビューしてみたいと思います。

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