他人の子にはどうしても「大丈夫よ~」と言ってしまう問題

男の子は遊び方が激しいな 日々のこと

先日、私のお友達が子供と一緒に遊びに来ました。その子は頭の回転が速くて、ちょっと動きの多い元気な子です。

一通り遊び倒して帰って行きましたが、その間にお友達と発達の話になり、やはり他所のお子様のことに口出しできないという気持ちから「大丈夫よー」というテンプレな回答をしてしまいました。

ちょっと多動気味だなと思うけど、この年代の子ってそういう子多いし。私は発達を見るプロではないしな。責任とれないのに変な事を言う訳にはいかないという気持ちが勝ってしまいました。

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問題ある子と問題無い子の境目って判断し辛い

自分の子供であって毎日見ていても、発達に問題があるのか無いのかを判断するのは難しいです。うちの子は目立って動きが多いようなタイプではなく、大人しいほうなので余計に判断できません。

それがたまーに合うお友達のお子様レベルになると、私が言える事は何もないなぁと感じます。

男の子の育児は大変そうだなぁと感じる

うちの子と一緒に遊んでいる様子を見ていると、あちこちとどんどん目についた物で遊んで元気に動き回っています。気が散るタイプかな。

機関銃のように質問してきます。話を聞いてもらいたい欲求が高そう。いろんな物に対して探求心があってすごく頭が良いからこんな風になっているんだろうな。でもその割に答えは聞いてない(興味がうつってる)。

おもちゃは破壊するし、工作させればあっと言う間に畳にマジックで落書きされました。お母さん激怒。怒るのやめてー。ウチの子、怒鳴り声苦手だからー。

友達の「男の子の育児は大変」という話を聞きながら、男の子の場合はなかなかに多動なのか通常なのかの判断って難しいなと思いました。

女の子でも動きの多い子はいるし性別でわけることはできないけれど、幼稚園でも男の子にこのタイプは多い気がします。

でも、こういう子が小学校に入った途端に落ち着いた子になったりするのもよく聞くしなぁ・・・。

本心では発達を心配している様子

「男の子の育児は大変だ」の話を聞いているうちに、あまりの元気さに習い事の教室や遊び場などで元気に動き回りすぎて他のお母さん達から白い目で見られるという話に。

うちの子も2歳頃は落ち着きがなくて動き回るタイプだったので、周囲の人に謝ってばかりでそういう場では気が休まらなかったなぁ。

気になる点は多々あるけれど、幼稚園ではきちんと座れているし、先生に聞いても大丈夫だと言われるようです。大丈夫と言われるからそのままにしている、他のお友達にも同じような子はいるという感じでした。

うちの子は療育に行っているのをまわりに隠したりはしていないので、お友達も知っています。

でも、話の中のニュアンスでお友達が療育についてあまり良いイメージを持っていないことも薄々分かったので「大丈夫よ。男の子だもんね。」という感じで話をあわせてしまいました。

私が友達の子の親だったらすかさず療育に行ってもらうと思うけれど、療育に対して偏見も多いのは知っているし、周囲の人達にもよるだろうなぁと思います。

周囲の環境や友人関係があって療育に踏み切れない

私も幼稚園でお友達のお母さんに「昨日は休んでいたね。カゼだったの?」と聞かれて「あー、療育に行ってたのでお休みでした」と返事をするとぎょっとした顔をされたことがあります。

療育を受けている子=問題のある子と見る人も多いし、できれば自分の子とそういう子を関わらせたくないと思っている親もいます。お友達やママ友がそういう考えを持っていたり、そういうタイプのグループに所属しているなら、行きにくいだろうな。

よく聞くのは、父親がそういうタイプの人で療育に反対するという話。「うちの子はおかしなところなど何もない!」と怒って、メインで育てている母親の苦労は見ずに療育へ通うのを反対してしまいます。

教育熱心なママさんの多い幼稚園だと、噂も広まったりして居場所がなくなることもあるかもな。療育にふれたことが無い人にとっては知らない分、すごいイメージなんでしょうね。

友達の置かれている環境はまさにそういう感じだなぁと感じたので、私も療育をすすめたりはしませんでした。でも、すごく頭良さそうだったから療育したら伸びそうだなぁと感じました。

理由をつけてしっかり話をしたらダメな事はしないでくれるし、注意を引き付けてうまく誘導すれば話も聞いてくれます。

やってはいけない事を「だめ!」って言って禁止するだけじゃ、本人納得してないから何度もやってしまうタイプなんだね。

他人の子には「大丈夫」以外の言葉をかけるのは難しい

悩んでるのよという話を聞いて「あなたの子は発達障害があるかもしれないから、療育に行ったほうがいい」なんていう事を言える人って本当に少ないと思います。

そんな事言えるのは幼稚園の先生で、クラスをまとめるのに大変苦労しているから対策して欲しいという場合くらいじゃないかな。

その場合もよほど困っている場合のみですね。うちの子のように目立たないタイプは、クラス運営を邪魔しないので「様子をみましょう」という感じで問題にされたりはしません。

先生達もよっぽどの事がないとそういう事を言わないよね。以前カフェでお茶をしていたら幼稚園の先生かなぁという方が力説している会話を耳にしました。

「多少問題があると思っても、そんな事を親御さんに言うとクレームが入るから言わない。最悪自分の首が飛ぶ。」というものでした。

やっぱりなぁ・・・と思います。「ウチの子はおかしくない!」とクレーム入れる親もいるよね。

知り合いから「他のママ友から、あなたの子は自閉症かもしれないから調べたほうがいいって言われたのよ。失礼な人よね!」というグチも聞いたことあります。

こわい。普通の立場でプロでもない人がそんな事を言っても「失礼な人」というレッテルを貼られて友人関係にヒビが入るだけで良い事なんて何にもないということです。

あと、祖父母や近所のおばちゃん達の言う「大丈夫よ」もダメです。昔の基準と今の基準は違うから。

昔は気になる点があっても個性のひとつとしておおらかな目で見られていましたが、今は気になるなら早い段階で療育へなのです。

先日、うちの母も親戚の子に向かって「大丈夫よー!」と言ってました。実際、そんな母に育てられた私達兄弟もなんとか苦労しながら大きくなりましたが、もっと早くいろいろ解っていたら対処できて、しなくても良かった苦労もたくさんあったと思います。

他人が言う「大丈夫よ」はアテにはならない

私も心の中では「オー。私なら療育行かせるな」と思っても絶対言わないし、「大丈夫よ」と言ってしまいます。なので、他人の「大丈夫よ」は信用してはならないのです。

指摘されたことが無いからといって、大丈夫な訳ではなくて、育てている母親が「ちょっと他の子と違うな」と思ったら、やっぱり療育も考えたほうがいいのではないかな。

最近、自分がよく心にもない「大丈夫よ」を言う機会が続いたので、改めて、気を付けなければと感じました。

気にしすぎだと言われても、自分の「あれ?この子、ちょっとおかしくない?」を信じようと思います。

そういえば、気が散る男の子の母である友達に「落ち着きがない(気が散る)」という言葉を「テンションが上がりまくる」と言い換えて話をしたら、「テンションがあがってるならずっとハッピーってことじゃない?」と言われました。

うん。友達、ポジティブ!

話の流れの中で、一応、テンションが上がりすぎてひとつの事に集中できないと本人が困ると思うから、小学校に上がるまでに落ち着けるようになるといいね・・・という様な話をしました。

私の言葉のチョイスが悪かった!言いたい事が伝わったかどうかは謎です。

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