お父さんイヤ:お父さんと子供がうまくいかない理由がなんとなくわかった。

子供と約束するにはコツがいるんですよお父さん

土曜日のことでした。めずらしく仕事が夕方に終わったお父さんが子供と一緒にお風呂に入り、和気あいあいとしていた夜のことでした。

絵本を読んで欲しい子供とハミガキさせたいお父さん

お風呂に入ってまったりとしているふたり。夕食の片付けを済ませた私が「お風呂に入ってくるね」と声をかけた時、子供が本棚から絵本を持ってきてお父さんに読んでとせがんでいました。スマホを片手にしたお父さんはしばらく子供と揉めていましたが、そのうちふたりで絵本を読み始めました。

私がお風呂に入る準備をしていると、突然リビングから子供の泣き声とお父さんの注意する声が。さて、何があったんでしょうねー・・・。なぁんて。声を聴いていたのでだいたいはわかりました。

  1. 子供が絵本を読んで欲しいと持ってくる
  2. お父さんはスマホを見ていたいので「ハミガキを先にしなさい」と言う
  3. 子供がごねる
  4. お父さんがしぶしぶ絵本を読みだす
  5. 1冊読み終わり、子供が次の絵本をリクエスト
  6. お父さんは「ハミガキしてから!」と怒る
  7. 子供が読んでと泣き出す

聞いていたところ、こんな感じでした。

子供をなだめながら、お父さんに細かな部分を聞いてみる

「どうしたの?」とお父さんに聞くと「1冊読んだら歯磨きしなさいと言ったのに子供が言う事を聞かない」とのことです。ふむふむ。もし約束したことをきちんと実行しなかったのなら、子供が悪いしきちんと子供に実行するように言わなければいけません。「1冊読んだら歯磨きするって約束したの?」と聞くと、お父さんは「約束した」と言います。

・・・本当かな?子供とお父さんは本当に「1冊読んだら歯磨きする」と約束したのでしょうか?この年齢の子供に約束を守らせるということは大事なこと。約束を破ったらいけないときちんと覚えてもらわなくてはいけません。でも、子供がきちんと約束と認識していない、もしくは、お父さんの話をきちんと理解できていなかったら「守る」ことはできないんじゃないかな?

お父さんはたぶん、「これ読んだら歯磨きしなさい」とか「読み終わったら歯磨きだよ」的なことは言ったのだと思います。でも、「絵本読んで!」と一生懸命自分の希望を通そうとしてごねていた子供はその言葉を聞いていなかったんじゃないかと思います。急にお父さんが読んでくれる気になった!というくらいにしか思っていなかったら?

1冊読んでもらって、嬉しくなって次の本を持ってきます。でも、突然、お父さんは「もうダメ!歯磨きしてから!」と怒ります。なんで?さっきは読んでくれたのに!なんで歯磨きをしないと読んでもらえないのかが理解できなくて泣いたんじゃないかな?

しっかり子供と親が理解して「約束」をしないと意味がない

子供と約束をして、きちんと親の希望する行動をとってもらうためには「しっかり子供に約束をさせる」のが大事です。双方がきちんと理解して約束を結ぶこと。親だけ理解していたり、子供が聞いていないんじゃ約束したことにはなりません。必ず後で「話が違う!」という事になるんです。

子供と約束する方法

  1. 子供の要望(絵本を読んで)と親の要望(歯磨きしなさい)があるとします。
  2. 双方が納得できそうな落としどころを見付けます。今回の場合は「絵本を1冊読んだら歯磨きをしてね」。
  3. 親「1冊だけ絵本を読んであげる。それが終わったら歯磨きして欲しいな。できる?」と聞く。
  4. 「あなたの要望を聞くよ。だからこちらの要望も聞いてね」と、簡単な言葉で噛み砕いて子供が理解するようにゆっくり説明する。
  5. 子供の口から「わかった」「読み終わったら歯磨きする」という言葉を言わせる。
  6. 最後にもう一度「絵本を一冊読んだら歯磨きしてね。それができたら、ご褒美にもう1冊読んであげるね」と伝える。

うちの子の場合は「なぜ歯磨きをしてほしいのか?」とかも説明するかな。親がして欲しい行動を子供にさせるとき「しなくてはいけません!」とただ押し付けるようにすると反発されます。納得するような理由が必要なんです。今回の場合は「ごはんを食べてすぐ歯磨きをしないと虫歯になるんだけど、もう30分くらい経ってしまっているからできるだけ早く歯磨きしたほうがいいよ。絵本をたくさん読んでいるともっと遅くなってムシバイキンがたくさんくるよ」です。

面倒くさいけど、ここまでしなくちゃ子供と親との約束って成立しません。うちはこれですんなりと歯磨きをしてくれます。時には自ら「ハミガキからする」と言ったりしますから、ちゃんと理解できれば親の望む行動をしてくれるんだなぁと思います。

子供にとっては突然お父さんが怒りだしたととらえている

これがお父さんの場合・・・「仕方ないな~。絵本読んだら歯磨きしてよ~」と絵本を開きながら言っただけ。多分、子供は「仕方ないな~」のあたりで自分の要望が通った!と喜んでお父さんの座るソファーの隣によじ登るのに必死なので後の言葉は聞き逃している可能性大。

子供にとっては「1冊絵本を読んで、もう1冊読んでもらおうとしたら怒られた・・・」という訳です。お父さんの「ちゃんと言った」という怒りも解るのですが、それ、子供に大人の理解力を求めてますから。子供はまだ年齢的に「ゆっくり噛み砕いて説明しないと理解できない」のです。

お父さん・・・最近言葉を覚えて話し始めたばかりの子供に難易度高すぎますよ。でも、大きくなってきて子供と楽しく会話ができるようになってくるとそういうの忘れちゃうんだよなぁ。子供は結構大人の話を聞き逃したり意味が解らないけどスルーしてたりします。でも「今の解らなかった」とか言わないでわかる部分に返事したりするから大人は全部理解されてると思ってしまう。

急に怒ったりするお父さんは苦手で嫌いになってしまうんです。「俺はちゃんと約束した!」と言われても・・・困るなぁ。親が子供のレベルに合わせてあげることはできても、子供は大人のレベルに合わせられないんですからね。

今回の様子を見ていて「あぁ、お父さんと子供がうまくいかないのはこのあたりが問題なんだなぁ」と理解しました。一応、こういう時はこんな風に言ったほうがいいよとお父さんに伝えることもしました。でも、「ちゃんと約束した(俺は悪くない)」という気持ちはなかなか消えないようで私がしたアドバイスは批判にとられてしまったようです。

・・・。こういう時、怒らせないようにうまく口で説明ができない自分をもどかしく思いました。たぶん、お父さんの中では子供と一緒にお風呂に入った時点で「育児手伝ってる」感が溢れてて、お風呂を出た時点で「俺がんばった」になってて、スマホ触りだしたときには「もう頑張ったんだからスマホでゆっくり漫画読ませてよ」だったんでしょう。解ってるけどそれを上手に相手を良い気分にさせながら納得させるだけの話力が私にはないんです。

なんとなく、子供の問題(まだ理解力が足りてない)とお父さんの問題(見えている部分しか理解できない)と私の問題(口下手でうまく説明できない)が露見した1日でした。

いや、お風呂入れてもらったことは助かりましたけど、そのあいだも私は遊んでいた訳ではなくて家事してたんですけど。その間にまったりと私も遊んで、夫の見ているところで家事を頑張れば「よくやっているな」という目で見てもらえるんだろう。時間がもったいないのでそんな事はしないけれど。そして、こんな事は心の中だけで実際には言ったりしないけれど。

 

あっ。フラットなエスカレーターに続き、階段型のエスカレーターも同じ方法で克服しました。なんだ。もっと早くやれば良かったよ。

コメントを残す

*