完全母子分離型療育は子供だけじゃなく親のメンタルも強力サポート!

絵の具遊び 療育
絵の具遊び

うちは2歳前から完全母子分離型の療育に通っています。午前中から給食までの半日ですが、とても楽しそうです。

先日、引っ越しで退所されるお子さんのお母さまがご挨拶したときの言葉がとても胸に響きました。

スポンサーリンク

親にとっての完全母子分離型の療育とは?

同じ年代のお子さんが通っていたので、子供にとって初めてのお友達でした。

お母さまがしたご挨拶はこんな感じ。

あのまま自宅でひとりで育てていたら、子供ももっと困っていただろうし、母親である私がダメになっていたと思う。療育をしていただいている間、私に自由な時間をくださってありがとうございました。

療育に通って様々なことができるようになって、子供が成長したことへの感謝とともに伝えられた言葉に深く頷いてしまいました。確かに、私もそう思ってる。

発達に不安のある子の母親は思った以上に追い詰められている

慣れない子育てにプラスして子供の発達への不安や扱いにくさを感じているお母さんにとって、母子分離型の療育に通っている場合は、少しだけひとりになって息ができる時間です。

別に預けている間のんびりしている訳ではないのですが、療育に行く以前の私の悩みといえば、普通の生活がしたい!というものでした。

  • スーパーに買い物に行かせてもらえない(人が多いのを怖がって入口で抵抗される)
  • 同じ理由で銀行や役所等の手続き関係に行けない
  • 自分の病院、美容院なども行けない
  • 他人と触れ合わせなければという義務感で行く児童館や読み聞かせ教室で周囲に謝りっぱなし
  • 言葉があまり通じない子供とふたりきりで24時間べったり離れられない

どこにも行けない、ひとりになれない、本来なら子供を連れていける場所でも子供の特性で行けない状態なのです。

かなりストレスが溜まった状態だったのですが、私も子供が療育に参加している3時間のあいだに初めて一人でお買い物に行けたときは感動しました。

子供が療育に行っている間に、必要なことができるようになった

おかあさん
おかあさん

なんと!子供を抱っこせずにお買物をするって

こんなに身軽だったのか!

当然、子供に拒否されて足を踏み入れることができなかった場所やお店にも行くことができました。

子供を見ながらだと難しい場所の掃除(窓やベランダ)もすることができました。

数年ぶりに歯科や眼科に行き、風邪の時は病院にも行くことができました。

普通のことなんですけどね・・・。いたって普通の事なんですけど、それまではまったくできなかったので、そういう事ができて嬉しかったです。

別にゆっくりお昼寝したいとか思っている訳ではありません。遊びたい訳でもありません。

普通に家事したりお買物に行きたい。必要な用事を済ませたいだけなんです。

私は子供が療育に通いはじめたことで、お迎えに行く頃には心の余裕ができるようになり、本当に子供にイライラすることが減りました。

無理せず子育てする心の余裕ができた

うちの子はひとりっ子で、自宅周辺に親戚なども住んでいません。

お友達もいないので、自分から外に行く機会を作らなければ、なかなか母親以外の人と触れ合うことがありませんでした。

そのため、療育を始める前は疲れていても無理をして毎日どこかへ連れ出していました。

外へ出て公園や児童館へ行けば人と触れ合うことはできるのですが、やはり問題行動も多く謝ってばかりで気が休まることはありません。

療育を始めてからは療育先で先生やお友達と遊んでくるので、私は午後から人気のない近所の公園へ行くくらいで良しとしました。

無理して人混みの中へ出ていくことはしなくてよくなったので、かなり気持ち的に軽くなり本当に感謝しています。

療育は子供も母親もまとめて支援してもらえる場所

辛いと思う度合いは人それぞれですが、発達障害児の母親はウツになる割合がかなり高いそうです。

そんなの普通の子育てでも一緒だよと言われるかもしれませんが・・・(そう言われてしまうと「やっぱり私の子育てが悪いのか」とネガティブになったりもします)。

それぞれ症状が違うので一概には言えませんが、子供と言葉での意思疎通ができない場合やADHDで片時も目が離せないようなお子さんの場合、それは健常児と比べられないほど辛いはずです。

しかも、周囲から理解を得られず「育て方が悪い」とか「母親のしつけの問題だ」とか「そんなところへ行かせてかわいそう」とかいろいろ言われたら追い詰められます。

でも療育先では、みんな同じように困りごとを抱えたお母さんがいっぱいです。

児童館ではヒソヒソ言われてしまうような子供の行動にも「あるある!うちの子も」と思って温かく見守ってもらえます。

通い始めるまでは悩んだけど、通ってよかった

療育に通う前に私も「療育は子供のためになるけど、まだ診断もされていない子を療育にやっていいのか。もっと困っている人のためのものなんじゃないか?」と悩みました。

できれば何事もなく大きくなって欲しいと思うのが親心。気になる点は多々あるけれど、正常範囲内かもしれないし。私達が支援されていいのかな・・・と。

療育の形態についても、完全母子分離、親は別室で待機する母子分離、母子同伴など、療育もいろいろあるそうです。

私も通う前は親子で通える所がいいのかもと、施設をいろいろ見学に行きました。

いろいろ考えて最終的に今の場所にお願いすることになったのですが、私と子供にとっては母子分離型の療育で良かったのだと思っています。

小さい子をそんなところに通わせて可哀想!

療育なんて必要ない!

通ってからもやっぱり理解されない周囲から反対を受けたりもしましたが、私にも子供にも療育は必要な場所でした。

偶然選んだ施設が母子分離型だったことも母親のメンタルを守るという意味ではとても良かったです。

母親のメンタルを守ることは、子供の生活を守ることに密接につながりますからね。

発達で困っている状態なら、支援を受けてもいいのでは?

地域によって支援も様々なので、療育を気軽に受けられない方もいるかもしれません。

でも支援を受けられる地域にお住まいで現在困っている状態なら、自分が壊れてしまう前にどこかに助けを求めてもいいのではないかと思います。

人の目とか周りの反応とか、気にせずにしっかり支援を受けて、子供も母親も笑っていられるのが一番です。

今日は子供と絵の具遊びをしました。いない間に家事が終わっているからのんびり子供に付き合うことができます。本当に感謝しています。

★☆ 療育支援を受けるシリーズ ☆★

最初は悩むよね:「療育行っててよかった」と思うこと
子供を療育に通わせる前に私が不安に思った点と、療育を始めてからの良かったことと悪かったことをまとめました。現在迷っているお母さんはぜひ先延ばしにせずに始めるのをおすすめします
人前ダンス苦手:療育先で先生達がやってくれていること
ある日から急に人前でダンスをしなくなった子供。療育先で先生がしてくださったいろいろな対応と、その後、急に解決した際のうちの子の様子と原因はこれだったんじゃないかなぁという予想をご紹介します。
うちの場合:幼稚園の面接の内容はこんな感じ。療育行ってるか聞かれましたヨ。
うちで受けた幼稚園の面接の内容はこんな感じ。療育行ってるか聞かれましたヨ。療育に行ってると敬遠されるかなと心配していたけれど、そんなことはまったくありませんでした。よかった!
市の就学相談に行ってきました
子供が小学校入学前に通級に通えるよう、市の就学相談を受けました。就学相談は不安を抱えているということを教育委員会や学校側に伝えることができるので是非受けるのをおすすめします。

コメント