うちの子の2歳の誕生日のプレゼントはタングラムでした。もうそろそろやり始めて1年です。
逆さバイバイと空間認知は関係がある?
うちの子は1歳頃からずーっと逆さバイバイをしていました。何度手の向きを直しても、「ちがうよ!こっち向きだよ!」とでも言うように頑なに逆さでバイバイ・・・。
1歳半くらいまでは定型発達のお子さんでも一時的に逆さバイバイになる時期があると聞いたし、そのうちに自分で気付いて直るよと言われていたので心配しながらも見守っていました。
逆さバイバイは自分の手のひらを自分に向けてするバイバイのことです。発達障害や自閉症の症状のひとつと言われています。
向かい合った相手にバイバイと手を振られてそのまま真似る(手のひらが自分に見えるように手を振る)この行為は、相手の立場にたって物事を考えることが苦手な特性からくるといわれています。
人って目から入ってきた情報を無意識に判断しています。
逆さバイバイをしないような定型発達のお子さんは、向かい合った相手の行動を真似るときにさくっと相手の行動を自分に置き換えて真似ているんですね。
子供が逆さバイバイをするのを見て、これは視覚情報がうまく処理されていないんだなと思いました。
そもそも空間認知能力ってなに?
空間認知能力は目から入った情報を処理して、物の位置・色・方向・大きさ・形状・間隔などをつかむ能力です。2Dじゃなくて3Dって感じでしょうか。
この能力が弱いと
- よく物にぶつかる
- 転びやすい
- 運動が苦手
- 迷子になる
- 文字を書くことが苦手
- 立体を把握できない
など、困ったことがおこります。
私の場合で言えば球技が壊滅的に苦手だったり、板書が苦手(どこを書いていたのかわからなくなる)だったり、迷子になりやすいなどの特徴があります。
とにかく、小さいことなんですけど困るんです。親子で似てるとすれば、エアロビなんか絶対人と逆方向に行くのでできないはず。
子供の時期はなんでも人を真似て成長していきます。
この視覚から取りいれる能力が弱いと、たぶん何をするにも他の子よりワンテンポ遅れてしまうし、うまくできるようになるまで苦労しそうです。
どうすればこの視覚能力が強化されるのかな・・・そう思っているときに、タングラムのことを知りました。
タングラムで空間認知能力強化!
タングラムは出題された図形を見て、その形を積み木?を組み合わせて作るシルエットパズルです。
うちで使っているのはできるだけ子供の食いつきを良くしたくてアンパンマンのガイドボードの商品を選びました。
実は私も子供の頃にタングラムを持っていたのですが、その商品はガイドがついていないものだったのでまーーったく面白くなくて苦手だったんです。
タングラムはいろんな会社から発売されているので、お子さんの好みそうな商品を選ぶのがおすすめ。(うちにある商品は3歳からが対象です。)
パーツを組み合わせて、ガイドボードに当てはめて図形を作ります。
隅に使用するパーツが書かれているのですが、子供はおかまいなしで突っ込んでいて、たまに違うパーツで作ったりするのですが、まぁ、自分でいろいろと考えて作っているのでいいか!と、見守っています。
作っている様子を見ていると、やはり裏返してはめ込むのが苦手な様子。
できないと癇癪を起して泣いてしまうので、早めに図形をくるりと裏返せばいいんだよと声掛けをして、何度も一緒に作っているうちになんとか自分できるようになりました。訓練、訓練・・・。
最近の様子
やり方を覚えてしまえばとても楽しいらしく、1ヵ月ほどで大きいガイドボード(小さいボードは簡単で大きいボードになると難易度が上がる)のほとんどを自分でできるようになりました。
ボードをひとつできるたびに大げさに褒め称えると、得意になって頑張ります。
すっかり他の遊びに夢中になって1ヵ月ほどご無沙汰してしまうと、またすっかりひらめかなくなるようで「できない!」と怒ったりしていますが、楽しく遊んでくれています。
先日おもちゃの棚の整理をして目につく場所に移動したので、また自分で出して遊ぶのをよく見かけます。
先日テレビでおさるのジョージを見ていたとき。バレンタインのカードを作るお話で、ジョージが積み木を組み合わせてハート型を作る場面では画面を見ながら「・・・さんかくをくるっとするのよ(ひっくり返す)」と、テレビに向かってアドバイスしていました。
タングラムは集中力や発想力もつくのでおすすめです。キャラクターものはちょっと・・・という方はシンプルなものもありますよ。
子供はこういうのも好きだと思う。本屋さんですごい食いついてました。
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