自分で苦手に対処!書くのが遅い時に試してみること

「正しい」より「理解できる」が大事 日々のこと

あっという間に1年が過ぎ、3学期が始まりました。今年もよろしくお願いします。

進級当初は「先生が苦手」「聞きながら書くのが苦手」といってしょんぼりしていたうちの子ですが、生活するうちに自分で苦手を克服する方法を編み出していました。

進級当初の様子はこちら。

先生との相性は難しい:「すごくストレスに感じるんだ…」という子供
新しいクラスの担任と子供の相性が良くなくて、子供が結構ストレスを感じているようです。良い先生だけど、子供との相性ってあるなぁと感じます。

先日、子供が記入してきた連絡帳を見ていて気付いた工夫をご紹介したいと思います!

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進級当初に困っていた「聞きながら書くのが苦手」

進級後すぐの時は、子供は2つの困りごとを抱えていました。

  • 先生がいつ怒るかわからないから怖い
  • 口頭で指示をするので書き留める時間が足りない

実際には他にもいろいろとあったかもしれませんが、私が困りごととして教えてもらえたのはこの2つ。

特に宿題の範囲や明日の持ち物などの注意事項を口頭でだけ伝えてくるため、子供が聞きそびれた場合は確実に忘れ物となり困っていました。

先生の指示スピードに子供の書くスピードが追い付いていません。

自宅に帰ってきてから子供に尋ねても「よくわからない」と言われるため、私も困ることが多かったのです。

書くのが遅い子が工夫していたこと

先日、子供が毎日記入している宿題の範囲や明日の持ち物を書き留めるためのノートを見ていたとき、不思議な暗号が並んでいるのを目にしました。はて。

何のことだかさっぱり解らなかったので、子供に意味を聞いてみました。

おかあさん
おかあさん

この「さプ1」ってなに?どういう意味?

こども
こども

算数プリント1枚ってこと。

面白いですね。意味もしっかりわかるし優秀!

先生が口頭で指示される内容は、書くスピードの遅いうちの子ではそのままの内容では書ききることができなかったのですが、暗号を使って書くということで対処したようです。

算数は「さ」、プリントは「プ」かぁ。書くのはひらがなかカタカナ。漢字は時間がかかるので使わないそうです。

「正しく書く」より「内容がわかるように書く」ことが大事

大事なのは自分で見返した時に「内容がわかるように書く」ことです。

自分が子供の頃も似たようなことで悩んだ経験がありますが、私は他人は簡単にできることが自分にはできないという事に悩んでいたので、みんなと同じようにしっかり書こうと間違った努力をしていました。

他のお友達はノートにしっかり「算数プリント1枚」と書いていたので、私も同じように早く書けるように努力したのです。

でも、子供は全部書くことには着目せず、自分にできる方法で記載するようにしたのだなあ!

全部書けないなら書かなくてもいいじゃない。意味が自分に通じたらそれでオッケー。ってことです。

私のように努力の方向を間違っていると、例えば「算数ドリル12ページから14ページ」の場合は「算数ドリル12…」と書いている間に次の「国語の漢字ドリル8ページから10ページ」と言われてしまいます。

いや。まだ算数書いてるし、ページ数を忘れちゃう。焦る!となるんです。

書くスピードが遅いより速いほうが良いに越したことはないのですが、スピード上げる訓練はすぐ結果が出ませんからね。上達するまでは聞き逃し続けてしまいます。

おかあさん
おかあさん

へー。名案!自分で考えたの?

しっかり意味がわかる内容で書けてていいね。

こども
こども

自分でルール決めたんだ。

国語は「こ」音読は「お」ドリルは「ド」

お箸は「は」体操服は「た」。

子供は、自分で決めたルールに沿ってメモをとっていました。他の人には伝わらなくても、自分で理解できればいいと考えたそうです。

子供の柔軟な対処法に関心しつつ、子供の頃の自分の融通の利かなさに改めて気付いた出来事でした。なんでこんなことに気付かなかったのか…。

お友達ができるなら頑張れば私にもできるはずだと思ったんだろうな。

自分と子供って似ている部分もあるけど、問題点はどこか、何を改善したらいいのかを的確に見極めているので、やっぱり私よりも数段優秀ですね。

先生が怖く感じるという点についても3学期になる現在はすっかり慣れたようで、気にしている様子はありません。

こども
こども

先生はせっかちさんなんだなって気付いたから

もう怖くない。あれは怒ってるんじゃなかった。

学年が上がるにつれて板書量が増えた際にどうなるかはまだわかりませんが、現在のうちの子の様子を見る限り、なんか自分で対処していけそうな気もしてきました。

頼もしいですね。今後の子供の様子を注意しながら見守っていきたいと思います。

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