自宅で療育:お料理のお手伝いで自己肯定感アップ!

お手伝いは立派な家庭療育 療育
お手伝いは立派な家庭療育

最近、子供料理番組の影響か子供がお料理のお手伝いをやりたがります。

お皿を下げるとかでなくて、お料理を。

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興味のあることは何でもやらせたい

療育先では給食なのでお友達と一緒にお皿の片付けはマスターしていて、たまに自宅でもお手伝いしてもらっていました。

最近は「お手伝いしたーい!」といって料理をしている私のところへ来るようになりました。

お手伝いを断ることは自立心を妨げることに繋がる

自分の椅子を持ってきて踏み台にし、お野菜を切る私の横に立ちます。

本心では「あぁ、お料理が進まなくて困ったなぁ」と思うのですが、ぐっとこらえてお手伝いをしてもらっています。

今のところできることは少ないのですが、女の子だし、これからどんどんお手伝いが上手になってそのうち戦力になってもらいたいのです。

その為にはやる気がある今「お手伝いは楽しい」と思ってもらわなくては!

お手伝いは立派な家庭療育になる

2歳児ができるお手伝いって何かな?と思ってネットで調べてみると、意外にも発達障害児にお手伝いをさせることは立派な療育になるそうです。

  • やってもらうのではなく「自分でやる」ことを学ぶ
  • 指示を理解して実行する訓練になる
  • 手先を使って細かい作業をする訓練になる
  • できたら褒めてあげて、自己肯定感を育む
  • 親子のコミュニケーションになる
  • 苦手なものも食べてみようという気持ちになる(食育)

簡単な作業なら何でも良さそうです。

やりたい!ということをやらせてあげることにしました。

子供にとってお料理は工作や実験と同じ。楽しくてわくわくすることなんだとおもいます。

本人がやりたいと思っていない事を無理にやらせると嫌いになると思うのでやめたほうがいいと思いますが、工作とか嫌いな子供ってあんまりいないですよね。

お料理しているときに子供がちょこっと見に来たり邪魔しに来たらチャンスです。

「危ないからあっち行って」ではなくて、ちょっと味見させてみたり変な形のお野菜を見せて笑ってみたり。そのうちに「これ混ぜてー」とお手伝いをお願いするようにしています。

気が向いたらお手伝いしてもらっていること

今までやってもらったのは

  • お米をとぐ(実際には水をかき混ぜるところのみ。後は手を添えて一緒にやってました)
  • 野菜を切る(100円ショップの子供用包丁でざっくりと。大きくても小さくても気にしない)
  • サラダを混ぜる(スプーンを持たせて親子で一緒に混ぜます)
  • 卵をとく(ウチは茶碗蒸しや卵焼きをよく作るので立派な戦力になりつつあります)
  • お料理を盛り付ける(数を指定して一人分ずつ盛り付けてもらいます)

うちのお手伝いはこんな感じ(茶碗蒸し編)

例えば茶碗蒸しは子供の大好物。「茶碗蒸し作るよー」というと、喜んで飛んできます。

  1. 小さいカップに具を指定した数だけ入れてもらう。
  2. 卵を綺麗に混ぜてもらう(こぼれないように気を付けてねと声掛け)。
  3. 味付けや卵液を流し込むのは難しいので説明しながら作るのを見ててもらう。
  4. 一緒に蓋をする。
  5. 蒸し器に並べてもらう。
  6. 蒸している間は休憩。抱っこして少し見せてあげたりもします。
  7. スプーンを食卓に並べてもらいます。
  8. 「ちーの作った茶碗蒸し美味しいね!」とたくさん褒めながら食べます。

こんな感じです。結構戦力になっています。

好きな具は自分のカップだけ多めに入っていたりしますが、バレてないと思っているので見て見ぬふり。そーっとやっているので面白いです。

お味見はお手伝いのご褒美

そういえば今日はポテトサラダでした。

私はきゅうりを輪切りにしてほしかったのですが、半分くらいは微塵切りになってました(まぁ、混ぜれば無問題)。

きゅうりを塩もみしたり、じゃがいもやゆで卵をつぶしたり、ハムを切ったり、具材を混ぜたり。とても楽しかったです。

お味見・・・お味見・・・と5回くらい味見もしてました。

本当は子供はあまりマヨネーズが好きじゃなくてポテトサラダよりシンプルな千切りキャベツをノンオイルドレッシングで食べるほうが好きなんですけど、自分で作ったからかとてもよく食べてくれました。

立ったままでお行儀悪いのですが、お味見のときは目をつぶります。

台所の隅で秘密だよーと言って食べるのが一番美味しいのです。格別です。

苦手なものでも、食べてみたら美味しかったということも多いので、私は苦手なものを食べて欲しいときによくやります。

お手伝いをさせる時に気を付けていること

まだまだ自分ひとりではできない2歳児なので

  • 指示はひとつだけ。終わったら次の指示を出す。
  • 失敗しても怒らない。まぁいいか!という気持ちで。
  • 「手を切らないように気を付けて!」など注意してほしいことは何度も言葉で伝えつつ、ハラハラしながらも見守る。
  • やりたいと言ったらやらせる。やることが無かったら、適当に野菜を切ってもらう(お味噌汁にでも入れとけばOK)。
  • 難しそうなことでも「一緒にやろう」と、サポートして成功させてあげる。
  • ちょっと手伝っただけでも「あなたが作ったお料理は美味しい」と褒める。

こんな感じのことを気を付けてやってます。

そのうち、簡単なメニューなら一人で作れるようになってくれたらいいな。

自己肯定感を砕くこともあるので気を付けよう

「忙しいからあっちに行ってて」と言われてしまうと子供は傷つきます。

お手伝い中にうまくできなくても「下手ね」とか「できないならやらないで!邪魔よ」と子供を否定しないようにしましょう。

忙しいお母さんでお手伝いさせる心の余裕が持てないなと思った時は、無理せずに「ちょっと今お料理ではお手伝いできること無いから、お母さんに歌うたって」とか、違うことをお願いしましょう。

自己肯定感を砕くのは簡単だけれど、育むのは難しいです。私も時間に追われると「砕いてしまいそうだ」と思うことがよくあります。

忙しいんだもの。無理して結果砕いてしまうより、できる範囲で育める方法を探しましょう。

忙しいから向こうへ行ってて欲しいと感じてしまう時は「じゃあ、あなたのキッチン(おもちゃ)でハンバーグセットを作って配達してください!」と言ったらどうでしょうか。

私はよく使ってしまいます。その際は電話(おもちゃ)でオーダーします。

おかあさん
おかあさん

あのー。出前をお願いしたいんですけど。

ハンバーグセットをお願いします。

デザートもつけてください。

(忙しい時ほど難しい注文になる)

こども
こども

かしこまりました!

忙しいお母さんにはオススメです。

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