気になる特徴:筆圧が弱いので持ち方の練習中です

筆遊び楽しかったけれど・・・ 気になる特徴
筆遊び楽しかったけれど・・・

子供が鉛筆やクレヨンを持って自分で書くようになってから、気になることがあります。それはすごーく筆圧が弱いということ。

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筆圧が弱いってどういうこと?

最初にうちの子が手にしたのは太いクレヨンでした。

1歳代に書いたスケッチブックを開いてみると、もう消えそうなよろよろした線が書かれています。最初はまだクレヨンを持つ手が慣れないからなのかなと見守っていたのですが、その後もまったく濃くなる素振りはありませんでした。

1歳頃の鉛筆の握り方というとぎゅっとグーで掴んで握るだけ。

これは握り方を教えれば改善されるのかな?鉛筆がきちんと持てるようになるまでもう少し見守ることにしよう。そう思って、鉛筆の握り方を教えました。でも全然改善されません。どちらかというと、グーで握っていた時より力が入りにくくて薄くなったような感じです。あれれ。

そのうち本人もクレヨンや鉛筆を持つより、触れただけで濃く線が出るマジックやサインペンで書きたがるようになりました。

うーん。確かにマジックは濃い線が書けるんですけど、それでは全然問題解消になってないよね。あと、油性であちこち落書きされると本当に困るんですけど。

なぜ薄くしか書けないの?うちの子の場合

どうして弱い線しか書けないのかな?と子供の様子を観察してみると、いくつか気になる点がありました。

  • 持ち方が筆のよう
  • 手首(手の側面)が浮いている

まず、持ち方が筆の持ち方なのです。鉛筆を持って書くときは握った手の「手首」とかが紙に着きますよね。それが手首が浮いているんですよ。こりゃあ力入らないなぁ。

鉛筆を握る場所も鉛筆の真ん中あたりで遠すぎます。遠いから宙に浮くのかなと思って先端近くを持つように教えても、やっぱり手が浮いています。というより、浮かしています。

手首を紙につけて指先だけ動かして書くんだよと教えても、「チガウ!つけないの!」という反応です。これは時間がかかりそうだなぁ。

そういえば、色鉛筆やクレヨンでうまく書けなかったときに「じゃあ筆ならどうかな?」と筆で遊ばせていた時期がありました。

100円ショップで見つけた水彩用の筆と水で書けるお習字練習シート。水彩用絵の具でも良かったんですけど服や他の部分に付いたらお掃除が大変そうなので、水で書けるシートにしました。書くと本当に習字をしているようで楽しいし、水なのでこぼしてもちょっと濡れるくらいで気になりません。本人も筆力加減が簡単ですいすい書ける筆はお気に入りでした。

別に筆を使ったことは悪いことではないです。私があの時にちゃんと鉛筆の持ち方と違うことを教えておけば良かったのです。すっかり気付かずに今まで放置してしまいました。無念。

発達障害と筆圧の関係

今のところうちの子の一番の課題は持ち方なのですが、調べてみると発達障害児が筆圧に問題を抱えることはよくある事のようです。

政府広報オンラインというサイトの発達障害に気付くためのチェックリストの中に「絵やひらがなを書くときに筆圧が弱い」というのがありました。

政府広報オンライン

そういえば療育先に通い始めてすぐの頃に「身体が柔らかい」と言われたことがありました。低緊張ってやつですね。

身体を支える筋肉が弱くて姿勢を維持できないから、フラフラと立ち歩いたりしてしまうのだそうです。テレビを見ているときなどにすぐ寝転んでしまうのもそのせいです。

鉛筆の握り方を改善しても筆圧が治らなかったらこちらを気にしたほうがよさそうです。

  • 不器用で指先の運動に問題がある
  • 鉛筆を握る手の感覚に問題がある
  • 体幹が弱くて低緊張などの問題がある
  • 姿勢に問題がある

どれもうちの子には関係ありそうな・・・。

筆圧に問題があるとどうなるの?

最近は子供全体が筆圧が弱くなっているとテレビでも話題になっていました。

確か私が子供の頃はみんなHBを使っていたと思うのですが、最近では学校で2Bの鉛筆を指定されるとか。全体的に筋力が落ちているんですね。

筆圧が弱いことが問題というより、体全体の筋力が落ちていることが問題っぽいです。筆圧が弱いということは、全体的な筋力も普通より弱いという現れかもしれません。

今はどうなのか知りませんが、私が子供の頃に一番最初にくもんで使ったのは確か6Bの三角鉛筆(こどもえんぴつ6B)でした。恐ろしく濃くてびっくりしたので今でも覚えています。

とりあえずうちの子は握り方を改善すべく、100円ショップの2Bの三角鉛筆で頑張ってみたいと思います。

余談なのですが、親の私は筆圧が強すぎて困っていたほうです。

鉛筆はすぐ芯が折れます。ノートは書き跡でデコボコになります。消しゴムで消すのも苦手で紙が破けます。力いっぱいに握って書くのですぐ手が疲れるし書くのに時間がかかります。授業中は板書に精一杯で授業を聞く余裕はありませんでした。

筆圧が弱くても強すぎてもデメリットばかりですね。私はスラスラと薄く書ける人が憧れだったのですが、子供は薄すぎて悩むなんて。なんとかはやいうちに握り方だけでも修正してあげたいなと思います。

★ 筆圧改善にはこちらもオススメ ★

【追記】筆圧の弱さには姿勢も関係しています

後日、書く時の姿勢についても記事を書きました。姿勢とえんぴつの持ち方を修正したところ、結構改善されたのでこちらもぜひチェックしてみてくださいね。

筆圧が弱い:筆圧の改善には指先の訓練だけじゃなくて姿勢もとっても大事!
子供の筆圧がとっても弱くて心配していましたが、指先を訓練したり、姿勢を改善することで気にならなくなりました!

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