先日、今年のクリスマスプレゼントはどうしようかなぁ・・・という記事を書いたのですが、そのときに候補のひとつとして出ていたラベンスバーガー( Ravensburger)社のキンダーメモリーという神経衰弱のカードがありました。
クリスマスまで待てない!のはわたし
悩みに悩んでクリスマスプレゼントは大きなアレ(まだ内緒)とキンダー・メモリーにしました。
プレゼントを貰う側だった時は気にならなかったのですが、私は目の前にプレゼントがあると開けたくてうずうずしてしまうのです。
だいたい誰でもそうだとは思うけれど、大人になって自分がプレゼントを購入する側になり、手元に隠しておかねばならないのですが・・・開けたい。遊びたい・・・。
そんな自分のために(!)大きなプレゼントとは別にキンダー・メモリーを購入。
子供のクリスマスプレゼントは届いたらすぐ手の届かない場所に隠して、このキンダー・メモリーだけはすぐに開けて遊ぶことにしました。ははは。子供のプレゼントなのに申し訳ない。
子供にキンダー・メモリーを見せてみると、かわいい絵柄に「おぉ!」と目が輝きます。食いつきは良さそう。
キンダー・メモリーは簡単な神経衰弱用のカードです。3歳からできるように厚めのカードにかわいい絵柄が印刷されています。
療育の現場でも心理士の先生が使われているということで、私の苦手な短期記憶(ワーキングメモリー)を強化するのに最適っぽい。
実際にやってみる
子供にカードを見せて、同じカードを探すゲームだよと説明。最初は少ない枚数(4~10枚くらい?)から始めるのがおすすめです。
でもうちの子は私がカードを少しだけ出したのを見て「全部出して。まだ残ってるよ」と言うので、最初から全部のカードでやっています。
なかなか当たらないけれど、そこはカードを広げるときに絵柄ごとにわかりやすく近い場所に広げて難易度を下げて楽しんでいます。最初は当たったほうが楽しく続けられます。
キンダー・メモリーの遊び方(うちの場合)
わたしと子供がいつもやっているキンダー・メモリーの遊び方はこんな感じです。
- 一度絵柄のままでカードを広げる。
- だいたいのカードの場所を記憶する(私が実際に覚えていることはまずない・・・)。
- じゃんけんする。
- カードを裏返して絵柄を隠す。
- 同じカードを当てる。当たったらそのカードがもらえて、もう一度当てられる。
- カードをたくさん当てた人の勝ち!
ウチの特別ルール(のようなもの)
うちの子の場合、好きなカードを取られると泣いてしまうのでゲームが続けられません。どうしても取られたくない模様。
あっ!好きなカード取られちゃった!
このカードと交換してくれない?
交換してもいいよ。
仕方ないので、他の人が好きなカードを当ててしまった場合は交換の交渉をしてもいいことにしています。
キンダー・メモリーで学べること
キンダー・メモリーは簡単な神経衰弱ゲームですが、様々な事を学ぶことができます。
神経衰弱ならトランプでもできるけれど、子供の小さい手に馴染みやすい小さめのサイズでかわいい絵柄。少々手荒く扱っても大丈夫な厚みのあるカードは本当に素敵です。
キンダー・メモリーで短期記憶を強化する
キンダー・メモリーを定期的にやることで、子供の短期記憶がどのくらい成長しているかを調べることができるそうです。
短期記憶というのは言葉のとおり短期的に記憶しておく部分のこと。
パッと言われた数字を少しのあいだ覚えておくとか。私の場合はこれがすごく苦手です。すぐ忘れちゃう。
キンダー・メモリーの絵柄を見て単語を覚える
ひとつカードをめくるたびに「あっ!犬だね!」「こっちは赤い屋根の家だった!」とカードの絵柄を言葉にして単語を覚えています。
これ、もっと小さい子で言葉を覚えたての子にはすごく楽しく言葉を覚えられるんじゃないかなぁ。
しまった!もっと早く購入すれば良かったなぁ・・・と、やりながら後悔しました。
キンダー・メモリーでゲームのルールを守る練習ができる
簡単なゲームのルールを理解して、順番を守る練習になります。
カードを早くめくりたいけれど、自分の番がくるまで我慢する・・・簡単なことだけれど、小さい子や衝動を抑えられない子の場合はなかなか難しいのです。
お友達と仲良く遊ぶためにはルールをきちんと守ることは大事だと教えることができます。
キンダー・メモリーで集中力を養う
全部のカードを使ってゲームをすると、ある程度の時間がかかるので集中力が養われます。
集中力が続かずに飽きやすい子はひとつの事をやり続けるのが苦手ですが、子供に合った枚数に減らして遊べるので最後まで遊ぶことができます。
少しずつ増やしていくことで、どの程度集中できるようになったかも調べることができます。
キンダー・メモリーで数(枚数)を数える練習をする
キンダー・メモリーでたくさんのカードをとったら、誰が勝ったかを確認するためにカードの枚数を数えるのです。
目に見えるので数の概念がわかりやすいし、一緒に数えてあげることで覚えることができます。
小さい時は重ねて置いて高さを競っていましたが、数を数える練習になるので1枚ずつ数えるようになりました。
上手に数えられるようになったら、並べて5、10、15…という感じに数えると簡単だよと教えました。
キンダー・メモリーで勝ち負けにこだわらない練習をする
うちの子は負けるのを嫌がります。負けることは失敗することと同じと捉えているのです。
なので、親が何度負けても楽しくゲームする姿を見せるようにしています。
勝っても嬉しい負けても面白い!と思ってもらえるように、親が負けたときは「あー、負けたけど面白かった!次は勝つぞー!もう一回やろう。」と言います。
子供が負けたときも「負けちゃったけど楽しかったねぇ。次は勝てるかも。もう一回やってみよう!」と誘います。
この部分はかなり克服が難しく、うちでも練習中の部分です。
キンダー・メモリーで交渉する力を養う(うちの場合)
さきほどもお伝えしましたが、欲しいカードを取られたときは「このカードと交換して」と交渉したらいいよと教えています。
「このカードはいらない。こっちのカードなら交換してもいいよ」と親もゴネてみたり。
子供が困るような返しをするのもおすすめ。
キンダー・メモリーにはいろんな種類がある
うちはラベンスバーガー社の一般的なキンダー・メモリーを購入しましたが、ネットで調べてみると神経衰弱用のカードはたくさん出ています。
ラベンスバーガー社のものだけでもいろいろあるので、単語を覚えるとかの必要がなければお子さんの興味をひきそうな絵柄にするのもいいかも。
私も購入を検討していたときはいろいろ見て悩みました。どれも面白そうだなぁとは思ったけれど、やっぱり長年愛されてるものがいいなと一般的な絵柄のものにしました。
ゲームをするたびに絵柄をしみじみ眺めて「素朴で柔らかい雰囲気の絵柄が素敵だなぁ」と思うようになりました。
昨日もお父さんとわたしと子供の3人でやりましたが、すごく面白かったです。
まだまだ子供には手加減が必要(ぶっちぎりで負けるとやる気がなくなるので手加減する)ですが、親でも覚えていないカードをしっかりと「ここにあるのよ」と言いながら取るので驚くこともあります。
これは・・・近いうちに負けるようになるかもなぁ・・・。
キンダーメモリーをやっていて気付いたのですが、私は「あっ。このカードあっちにあった!」と思っても横を向いたりして頭を振るとスポーンと記憶が飛んでどのカードだったか忘れてしまいます。あぁ。ポンコツ・・・。
こういうのは黒板をノートに書き写す板書の苦手さにも表れますよね。
黒板を見る⇒覚える⇒ノートに書き写す⇒黒板を見る(あれ?どこ書いてったっけ…)⇒ノートと見比べて探す・・・の繰り返しで遅いんです。
キンダーメモリーを続けて、私のメモリーも強化されるといいなぁ。
カードをめくるのは指先の訓練にもなりそうだし、メモリーは楽しく自宅療育するツールとしてとってもおすすめです。
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