不安が強い子の「怖い話・嫌な話」を頭から追い出すおまじない

怖い気持ちを消すおまじない 日々のこと

以前、子供が「怖い夢を見たくない」というので、おまじないを教えてあげました。

あのときのおまじないをしっかり実践し、子供はもう自分で対処できるようになっています。

不安が強い子のための悪夢を見なくなるおまじない
不安が強く「悪夢を見るのが怖い」といってなかなか寝ない子に、悪夢を打ち消すおまじないを教えたら寝るのが怖くなくなりました。簡単にできて効果抜群だったのでご紹介します。

が、最近、寝る前に今度は「昼間聞いた怖い話を忘れたい」と言い出しました。

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怖い話が小学校で流行っている

小学生の時って、怖い話の本や番組が流行る時期ってありますよね。小学校の七不思議とか、都市伝説とかが多いでしょうか。

私が小さい時も、小学校の図書館でも怖い話の本が人気だったなぁ。

うちの子は不安が強いので自分からそういったものに触れようとはしないのですが、お友達の会話の流れで怖い話を聞いてしまったりはするようです。

こども
こども

おかあさん、怖い気持ちを忘れたいんだけど、頭の中で何度も思い出してしまうの。

忘れるにはどうしたらいいの?

おかあさん
おかあさん

へぇ。怖い話か。

頭から離れなくなること、あるよね。

何度も思い返すうち、大きな不安になるので注意

不安が強い子の場合、普通なら気にならないような些細な事で不安が募っていきます。

親は「そんな事くらいで何言っているの!」「そんなの気にしなければいい!」と思うかもしれませんが、子供だって不安になりたくてなっている訳ではないのです。

不安だと思う気持ちをうまくコントロールできないから困っているんだなぁ…。

気になる事や不安に思う事は、何度も思い返すうちに気持ちが強くなっていくので注意しましょう。

できるだけ早いうちに、対処方法を一緒に考えてあげるといいですよ。

怖い話や嫌な思い出を忘れるおまじない

この時、私は「怖い夢を見なくなるおまじない」は知っていましたが、怖い話や嫌な思い出を忘れるおまじないは知りませんでした。

たぶんネットで探せばあるんだと思うけど、とりあえず、子供の前で自信満々に言いました。

おかあさん
おかあさん

いいおまじないがあるよ!

こども
こども

えっ!本当?

私は、子供に即席で作った「怖い話や嫌な思い出を忘れるおまじない」を伝えました。

 

  1. こめかみに人差し指を当てる
  2. 眼を閉じて忘れたい事を頭に思い浮かべる
  3. 指先でそっと絡めとって、引っ張り出す
  4. 空へ放す

 

・・・。

ハリー・ポッター好きならすぐ気付いたと思いますが、頭の中にはアルバス・ダンブルドア先生がいました。この前、ファンタスティック・ビーストもテレビでやってたもんね。

すぅーっと記憶を引っ張り出してポイッとするのです。瓶に入れたりしてもいいかもしれないけど、うちでは遠くへポイすることにしました。

こども
こども

・・・おかあさん、まだ頭の中に話があるよ?

おかあさん
おかあさん

何度も何度も思い出したんでしょう?

頭の中にたくさんあるからだと思うよ。

気にならなくなるまでやるといいよ。

子供はその日、おまじないを数回やったことで落ち着いて眠れました。

やっぱり、対処法がわかっていると不安の度合いが違うな!

ちなみに、忘れたい記憶はどんなの?と聞くと、こう言っていました。

こども
こども

今日、学校のクラスで「耳なし芳一」のお話を見たんだ…。

おかあさん
おかあさん

わかる。日本の怪談はこわい。耳とられるしね。

怖い気持ち・不安な気持ちを持つことも大事なこと

その後、子供が落ち着いている別の日に、子供と不安や怖いという気持ちについて話をしました。

私は「不安な気持ちや怖い気持ちを持つのは悪いことではない」と思っています。

おかあさん
おかあさん

もし、不安な気持ちや怖いと思う気持ちが無かったらどうなると思う?

こども
こども

うーん。明るい気持ちでいられると思う。

おかあさん
おかあさん

そうだね!

でも、怖いという気持ちが無かったら、走っている車に突進してみたり、高い場所から飛び降りちゃうかも。

危ない行動をとらないように、自己防衛本能が働いているんだよということを伝えました。

不安や恐怖は人間が生きていくのに必要なものです。怖いと思う気持ちが生まれるのは正常なもので、持っているのは普通だし、全部をなくさなくていい。

子供が「どうして私はこんなに不安になっちゃうの?」と自分を責めないように、誰にでもある気持ちだよと伝えました。

大事なのは程度です。パニックになるほど不安になることをやめられたらいいのよ。

今回のおまじないは難しい呪文がなかったので信憑性に欠けたのか、子供はあまり納得した様子ではありませんでしたが、その後もたびたびやっているのを見かけました。

これから、テレビで怖い話や映像を見てしまった時、嫌な気持ちになるような出来事と出会った時。

感受性が強すぎる子供が、自分の中から気持ちを引っ張り出して、意識的に区別するのに役立てばいいなと思います。

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