先日、市で行われている就学相談に行ってきました。
子供と私(保護者)と幼稚園の担任の先生と療育先のスタッフさんと大人数での参加で、かなり緊張しました。
就学相談ってなに?
私の参加した市で行われている就学相談は、教育委員会が行っている相談です。
小学校への就学前に通常級、通級、支援級、支援学校など、就学先を決めるために行われています。
- 保護者から就学相談への参加を依頼
- 療育先や園などを通して申し込み
- 就学相談に参加
- 療育先や園を通して結果の通知
- 保護者の意見を踏まえて教育委員会へ回答
- 就学先の決定
うちの場合は夏休み前に療育先に依頼して、資料をそろえてもらって申し込みを行いました。幼稚園や保育園などからも可能なようです。
就学相談では実際に子供の様子を見ながら、保護者や担任、療育先のスタッフの方から聞き取りを行って、それをもとに適切な就学先を決める会議が専門家により行われます。
約1ヶ月後に結果が療育先や園に通知され保護者へと知らされますが、その内容は決定事項ではなく、最終的に就学先を決めるのは保護者だそうです。
子供の様子やこれまでの成育歴を見たうえで、通級や支援級がいいんじゃないかと専門家からオススメされるという訳です。
うちの場合は療育先からのすすめで年中の時に発達検査を受けていたため、発達検査は行われませんでした。療育などに通っていなくて、発達検査を受けてない場合は検査もするようです。
※就学相談は住んでいる場所によって呼び方から流れまで、かなり異なることがあるのでご注意ください。
就学相談での様子
就学相談の開催されるセンターへ到着すると、同じような親子や担任の先生などが10組ほど来ていました。
最初に流れの説明を受け、名前を呼ばれると待機室から面談室へと向かいます。
うちの子が受けた就学相談では、心理学と教育学の面談をそれぞれ20分程度受けました。
最初は子供と保護者、担任、療育先スタッフの全員で面談を受け、途中で子供と保護者は退出して担任と療育先スタッフから聞き取りが行われました。
子供への質問や保護者への質問は本当に簡単な感じで、家での様子や子供にお絵かきや名前を書かせるなど、発達検査のカウンセリングでやったような内容でした。
基本的に療育先や園を通して申し込みが行われるため、困りごとや子供の問題点、受けた発達検査の内容などは全てまとめて資料が提出されているからかもしれません。
ただ、困ったことに1部屋に4組が一斉に面談するので、ざわざわして声が聞き取りにくかったです。
子供も大人も全員マスク着用だし、透明のシートが立っていて更に声が聞き取りにくいのです…。
もともと緊張するタイプで声が小さいうちの子の声はまったく聞こえないし、先生の質問もうまく聞こえなくて親子で困ってしまいました。(←親子でノイズキャンセリング機能が弱い)
準備して行ったけどほぼ役に立たなかった
就学相談の前に、聞きたいことや子供の困りごとなど伝えやすくなるように紙にまとめて持って行っていました。
- 子供が現在困っていること
- 就学に関しての質問や要望
自分が質問に上手に答える能力に欠けていることはわかっているので、質問されたら悩まずに答えられるように準備したんです。
けど、今回の場合はほぼ開くこともなかったです…。コロナの影響もあり、面談時間が厳守されていたことも関係あるのかな。
たぶん療育先から詳しい資料が提出されているからというのもあったかもしれません。直接申し込んだり、内容が薄い場合はいろいろ聞かれるのかな。
せっかく作ったので、この資料はそのまま入学予定の小学校で行われる就学前検診の時に、また面談予定なので利用しようと思います。
(小学校の就学前検診の後に希望すれば就学相談に申し込めるのですが、市の就学相談を受けた人は必ず申し込むように書かれていました。)
就学相談での子供の様子
子供には、就学相談のことを「小学校に行く前のおはなしあい」と伝えていました。
小学校に行っても大丈夫かどうかの簡単な質問をされるから、お母さんと先生達と一緒に答えようね。
これまでも発達検査やカウンセリングなど定期的にこういう質問される機会があったので、緊張することなくスムーズに移動や受け答えができていたと思います。
同じようなタイプの子ばかりを集めて日程を組んでいるのかもしれませんが、同じ日に就学相談を受けた子供達はみんな落ち着いていました。
親子できちんと座って待っていたし、大きな声を出したり立ち歩く子はまったくいません。きちんとした感じの子ばかり。
でもここに来ているってことは全員何かしらの困りごとを抱えていて、通級希望ということなんですよね…。
就学相談後の様子
うちの子は幼稚園でもこれといって問題もなく、療育先でも落ち着いているし、自宅でも困るほどのこともありません。
正直、就学相談必要なのかな?と思っていましたが、参加している子達を見るとやっぱり必要なのかなと考えなおしました。
就学相談の結果、通級に通うことになるか支援級なのか、それとも普通級になるのかわかりません。
でも、就学相談を受けるということは、不安を抱えているということを教育委員会や学校側に伝える手立てにはなります。
小学校の担任の先生はひとりでクラス全員を見るため、幼稚園の頃のように細かなサポートを受けるのは難しいでしょう。
特にうちの子のように問題が表面化しにくいタイプで困った時に助けを求められない子は、小学校に上がると埋もれてしまいます。
今、大きな問題を抱えていなくても、できるだけ担任の先生に気を配ってもらうために、就学相談は大切なんだなと感じました。
結果が来るのは約1~2ヶ月後です。
最近は通級希望の子がとても多くてなかなか難しいという話を聞いていますが、支援を受けられる状況ならうちは受けたいと思っています。
ただ、就学予定の学校には通級が無いため、通級となると近隣の通級のある学校に親が送り迎えして通うことになります。おぉぉ。大変そう…。
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