私は子供の頃から本を読むのが大好きでした。
自宅には兄や姉のおさがりの絵本が大量に詰まった本棚があったので、いくらでも読むことができました。
でも、困ったことがあります。残念なことにひどく忘れっぽくて、読んだ内容を全然覚えていないのです…。
内容は覚えていないけど、軽い設定と面白かったかくらいは覚えている
小学校の頃は図書部員でした。図書館に入り浸っていました。物語系の本を読んで妄想ばかりしている子供でした。
中学校になるとお小遣いで本を買う様になりました。お小遣いのほとんどは本に消えていました。
たくさん読むのに内容が頭に残っていないなんて、我ながら残念すぎる頭です。
読んだ内容が頭の中に残っていないので、おすすめ本を紹介できない
すごく本を読むことが好きだったのですが、ひとつ気になることがありました。
私は本を読み終わると「あぁ!面白かった!すごく感動した!」と思うのですが、その後しばらくすると本の内容がほとんど思い出せなくなるのです。
友達におすすめ本を尋ねられて「あの本、すごく面白かったよ。あのね・・・(あれ?どんな話だったっけ?)」と言うような感じ。
だいたい作家名やタイトルは覚えているのでおすすめするのですが、面白さを語ることができないのです。えーと。主人公の名前はなんだったか・・・。
読んだか覚えていないので何度も同じ本を買ってしまう
本を買うときはパラッと開いて少し読んでみます。すると、「あ、これ読んだなぁ」と思うのです。
タイトルを覚えているくらい印象的な本は読んだかどうかはすぐわかるのですが(内容覚えてないけど)、あまり印象に残っていないものはちょっと読んでから「あぁ、これは読んだんだった」という感じ。
マンガなんかは中が読めないので最新刊として積まれているあいだに3回も同じ本を買ったことがあります。
もう自宅に帰って本棚を見て「あぁぁ。またやってしまった・・・」と思っていました。
こういう風に書くと、ちょっと病的な感じがしますね。
覚えられないけど大事なことは参考にしたい
まったく面白くなかった本を覚えていないのならつまらなかったからかな・・・と思うのですが、すごく感動したとか面白かった本まですっかり抜け落ちてしまうのはなぜなんでしょうか。
せっかく読んだのに。内容覚えてないなんて書いた先生に失礼すぎる。
面白かったのに抜け落ちるという現象は「発達障害の本を読んで参考になったなぁと思ったのに、閉じてちょっとするとすっかり忘れる」ということにもなってきます。
参考にしようと思ったのに。思っただけですっかり忘れてしまうのです。これは役に立たない(私の脳が)・・・。
仕方ないので、覚えておきたい部分には付箋を貼ったり、書きだしておくようにしています。
大事な部分に付箋を貼って読み返そう
なので、繰り返し読みたいと思う本や参考にしなきゃと思った本は大事なページに付箋を貼って、読み返す用の棚に置いています。
子育てで対応に困ったときに付箋の部分をパッと開いて再度頭に入れなおすんです。何度かやっているうちに覚えられます。
覚えるといってもやっぱりすぐ忘れるので、付箋は外しません。
覚えておきたいことは「大事なことノート」に書き写す
困るのが図書館の本。返さなきゃいけないので、図書館で借りて付箋を貼りたいなと思ったら「大事なことノート」に書き写すかコピーして大事な部分を貼っておきます。
これは!と思うものは買って手元に置くようにします。付箋部分がたくさんあるとき(参考にしたいことがたくさんあるとき)とか面倒くさいので・・・。
でも、これって微妙なんですよね。長文だと大事な部分だけ書き出してもしっくりこないことが多くて困ります。
そこだけ読んでも納得できない感じになってしまいます。これはもう私のまとめ下手ってことなんでしょうけど。
学生時代に読書ノート(読んだ本の感想などの記録をつける)にもチャレンジしたことがあるのですが、面倒くさがりな私には合いませんでした。
読んでる途中でストップして書き出す作業も中断されるので嫌です。そういうのが大丈夫な人にはおすすめです。
小説とかはもう諦めて何度も楽しむことにする
参考にするようなものではない物語系の本は、大好きなものだけ購入して手元に置いています。
再読すると「あぁ、この文章の言い回しは読んだことがあるなぁ。・・・そんな展開だったなぁ。」なんて思うのですが、続きは覚えていないのですっかり新しい本を読んでいるような気分で最後まで楽しめます。
なんだ。何度読んでも好きな本は面白くて楽しいじゃないの。
結婚前は新しい本をどんどん購入できて楽しんでいたので、内容を覚えていないことを残念だなぁと思っていました。
ですが、出産後は自分の本を買うなら子供の絵本を買ってあげたいと思うし、子供と一緒だとそもそも選ぶこともできないので、自分のための本を買う機会なんてありません。
そうなってくると、自宅の本棚は内容を覚えていないけど、好きな本がたくさん詰まった宇宙です。本の内容をすっかり忘れてしまうのも悪くないなぁ。
・・・「1冊を何度も楽しめてお得でいいなぁ」なんてポジティブに書いてみましたが、やっぱりこの記憶が抜け落ちるのが、私が成長しない理由な気がしてなりません。
たくさん読んでも同じだけ忘れてしまったら何にも残らないよね。昔の嫌な記憶は消えないのにねぇ。不思議だなぁ・・・。
★☆ わたしの残念な特徴シリーズ ☆★









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