負けても面白い:一番がいい病を少しだけ克服するのにトントン相撲が良かった!

勝っても楽しい、負けても楽しい 日々のこと
勝っても楽しい、負けても楽しい

うちの子はひとりっ子なので、いつでも私やお父さん、じぃじやばぁばという大人とゲームをしてきました。

いつも大人は子供に手加減をしてあげて、ご機嫌でいられるように負けてあげていました。

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子供は勝つのが当たり前で、負けると怒るようになった

いつくらいからでしょうか。ゲームで大人が勝ってしまったとき、子供は怒ってゲームのやり直しを要求するようになりました。あ、これは良くないなぁ。

ゲームに負けると怒り出すようになった子供の様子

たとえばジャンケンをしていたとき。

大人が勝つと無効にして「お母さんはパー!パーを出すの!」と自分はチョキを出して勝てるようにします。もしそこで私が違う手を出したりすると怒って大泣き。

他のゲームでもなんでも、大人が勝ってしまうと機嫌が悪くなる子供・・・。こんな風だと他のお友達と遊ぶときに困るだろうなぁ。

お友達も嫌な気持ちになるし、自分も負けると嫌な気持ちになってしまいます。なんとか勝っても負けても楽しいね!という感覚を持ってもらいたいな。

子供に手加減せず、負ける経験もさせてみたら大変なことになった

そう思った私は、単純に子供に対して手加減せず、負ける経験をさせるようにしてみました。

すると・・・すごく面倒くさい。子供は不機嫌になったり泣いたり怒ったり大騒ぎです。育児がすごくすごく面倒くさくなりました。

子供にとってはこれまでずーっと勝てていたのに、急に親が思い通りに動かなくなった状態でイライラしています。

単純に負ける経験を積んでいけばそのうちに慣れてくるかと続けてみましたが、私の気力が尽きそうです。

子供を納得させるために「ゲームには負けてもいいんだよ」と説明してみますが、負けた悔しさで泣いてしまって話も聞いてくれません。

勝ち負けのつくような遊びをすること自体が面倒くさい感じになってしまいました。

ダメだ。こういうのじゃなくて、もっと勝っても負けても面白いような遊びってなんかないかなぁ・・・。

「簡単トントン相撲」が勝っても負けても楽しくておすすめ

勝ったり負けたりに時間がかからず、何度もすぐできて、単純で面白いゲーム…。

いろいろやってみましたが、うちでできる遊びの中で、最近は「トントン相撲」が楽しいなぁと思ったのでご紹介します。

簡単トントン相撲(うちの場合)

みなさん、トントン相撲はご存知ですよね。

箱に丸い土俵を書いて四隅を指でトントンするアレです。うちはこれをして若干一番がいい病がマシになりました。

  1. 箱にマルを書いて土俵を作る。
  2. 何でもいいのでお相撲さんを乗せる。
  3. 四隅をトントンする。
  4. 先に土俵から出たら負け。

お相撲さんになるものはなんでもいいです。折り紙でお相撲さんを作ってもいいし、厚紙を山折りにしてお相撲さんの絵を書いてもいいし。

うちの場合は小さいブロックとかで簡単にしています。部屋にあるもので丁度良さそうなものを何でも持ってきてやってしまいます。だって作るの面倒だし。

でもネットでとんとん相撲の作り方を検索して子供と一緒に作るほうが楽しいかもしれませんね。簡単だしね。

勝っても負けても楽しいと感じられるコツ

とんとん相撲ってすぐ勝敗がつくんです。すぐ倒れるし簡単に負けるの。何度も何度も負けたり勝ったりするんです。

大事なのは最初は子供を勝たせて、親は毎回「あー面白い!負けても面白いなぁ!」「負けても楽しいねぇ」と言うということ。

おかあさん
おかあさん

あ!お母さんの負け!でも負けても面白いねー!

こども
こども

今度はわたしが負けちゃった!でも面白いねぇ!。

とやるのです。

最初に負けたとき、子供はムッとしました。負けるの嫌!と思ったようです。

でも、とんとん相撲はとんとんの加減で一瞬で終わるのでイヤだ!とごねる前にサッと「もう一回やろう!」と次の相撲を始めます。文句を言う間を与えずに。

次は勝たせてあげて、お母さんは負けても楽しいと言い続けます。そのうちに子供も負けたときも笑って「負けても面白いねー!」と言う様になりました。

あ!負けた!あ!今度は勝った!負けた!勝った!・・・。やってみるとわかるんですけど、本当に勝っても負けてもどっちでも面白いです。

勝敗が簡単につく気軽さが負けても悔しい気持ちにならない理由なのかもしれません。

負けても面白いねを口癖にしてしまおう

勝ちに拘るのは頑張り屋さんでいいのかもしれませんが、遊びの中では勝っても負けても一緒に遊べて楽しかったねという気持ちになって欲しいのです。

うちの場合、最初はとんとん相撲から「負けても面白いね」を始めて、最近は簡単に勝敗がつくものはわりと「負けても面白いね」と言う様になってきました。

「あー負けた!」というときの合言葉というか口癖になっているのかもしれません。

まぁ、「あー負けた!悔しい!」と言う様にするよりも「あー負けた!でも面白いね!」と言うのを口癖にしたほうが雰囲気よく遊べそうですよね。

勝敗がなかなかつかない遊びで頑張って頑張って負けたときは、やっぱり今も悔しくて負けるのはイヤという感じです。まぁ、大人もそうだよね。

この方法、簡単に勝敗がついてスピード感のある遊びなら何でも良さそうな感じ。三目並べとか。子供の好きそうな遊びでやってみるといいかもしれません。

(追記)「負けたくない」は自分が辛くなる考え方のクセ

その後、子供が「負け=失敗=ダメな自分(自己肯定感ダウン)」と考えていることがわかりました。

この考え方が負けたくないと思う原因で、子供を苦しめていたのだなと思います。

思考のクセはすぐには変えられないけれど、成長と共に折り合いをつけていかなければ、生きるのが辛くなります。

現在は療育や通級指導を通して、修正中です。

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