ずいぶん前から療育先での帰りのご挨拶ができなくなっていました。それに最近変化が出てきました!
声を出すのが嫌らしい
なぜそんな事になったのか解りませんが、子供は療育先の玄関で誰かが歌う(メロディのある挨拶です)のを聞きながら頭を振って「さよーならー」とメロディを刻みます。最初の頃は大きな声を出して言えていたので、歌えない訳ではありません。
たぶん、何か「嫌だ」と思うような体験をして、突然言わなくなってしまったのではないかと予想しています。場面緘黙症も視野に入れ、気長に言えるようになるまで待つか~・・・と思っていたら、なぜか先週あたりから言えるようになりました。
「・・・ん?聞こえないよ??」
私が初めてその場面を見たのは先週の半ば。子供が一番気に入っている優しい先生がその日は担当で、いつものように無言で帰りのご挨拶を終えようとしていたところ、先生が子供に小さい声で囁きました。「・・・ん?お声が聞こえないよ?」先生は耳に手を当ててにこにこしています。
子供はちょっと笑って、帰りのご挨拶の歌を歌い出しました。おぉぉぉ!歌声はちょっとずつ小さくなって半分あたりで消え入りそうになっていましたが、今までは一言も発せずに口を結んでいたので、見ているほうはびっくりです。
最後は聞こえない声でしたが、先生と「言えたね!今、上手に言えたね!!」と興奮しながら子供を褒め称えました。その日の様子は先生達の間で情報伝達されたようで、次の日から他の先生も同じように耳に手を当てて聞き返すように。そうすると、子供は毎日少しずつ大きな声で言えるようになり、そのうち小さいながらも最後のほうまで声が出るようになりました。
一度成功してしまえば乗り越えられるのかも
だいたい半年以上はご挨拶できてなかった子供が、突然ご挨拶できるようになりました。子供の中でどんなことが起こったのかわかりませんが、先生のちょっとした言葉で言えるようになったようです。
今までも同じように聞き返されたり、聞こえないよ?と言われたり、何度かやり直ししてみようと言われたことはあったんです。でもその時は無言でちょっと顔を険しくして、絶対言わない!という感じで黙ってたので、そのうち言わないことが当たり前になっていました。
それが、突然言えるようになりました。たぶん子供も成長して、嫌だった記憶も薄れて、そしてちょっとしたきっかけで「言ってもいいかな~」という気分になったのかな。あと、最近療育先に新しいスタッフさんが増えたんです。うちの子はその先生のことをとっても好きなようです。
これまではあまり気乗りしない日は「療育先、行かない。今日はお休み」と言っていたのに、最近は機嫌が悪い日も行かないとは言わないところを見ると、療育先がすごくすごく楽しい場所になっている模様。先日は短パンやスカートが履けるようになったし、ご挨拶も言えるようになったし。良い影響が出ているのかな。
発達障害と3歳の節目
以前、療育センターで発達診断前のカウンセリングを受けた際、また3歳になったら来てねと言われました。その時はまだ小さいから判断が難しい時期なんだなというくらいしか考えていなかったのですが・・・子供が3歳に近づくにつれ思う事があります。
今年になってびっくりするスピードで身長が増えたり、できることが増えたり、できないことが露見したり。今までも成長にはその都度びっくりしてはきたのですが、この2歳半から3歳になるあたりの成長スピードには驚きの連続。
こんなにぐんぐん伸びる時期だからこそ、発達の差も大きくなって判断しやすくなってくるのだろうな。のんびり屋のうちの子の成長でもこんなにびっくりするほどなら、他のお子様の成長スピードはどんなもんなのでしょうか。ちょっと怖い。
成長していることを喜びつつ、普通の子との差が埋まってきているのか、それとも広がってきているのか、少し気になってきました。年少さんになったらまた受診してねと言われたカウンセリング。予約するのは来年なのですが、もっと早く知っておいたほうが幼稚園選びやその後の療育との連携に役立つんじゃないかなという気がしています・・・。
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