先日受けた、田中ビネーの「言語評価」と「心理検査」。それぞれの結果は既に聞いていましたが・・・今回は改めて、医師の先生に全体的な結果を聞きに行きました。
前回と前々回の様子やそれぞれの結果はこちら。
診断は出るのか?先生の微妙な回答
検査を受ける前、先生は会話中に何度も「話を聞く限りでは自閉症スペクトラムの受動型」と言っていました。
それはもう色濃く特徴が出ていて、子供の持つ独特な考え方や行動パターンからそう言われたのだと思います。もう診断が出てもグレーゾーンでもどちらでもいいよね、だって全て運なんですもんね。
しかし、先生はすっぱりと診断することはありませんでした。
「うーん。生活面で今のところ問題は無いのよね。この数字は上限ギリギリだけどね!」と、上限ギリギリという言葉を何度も言われていました。
ギリギリの正常範囲・・・。これって、1回目の検査で「わかんない」を連発してなかったらやばかったという事なんだろうか・・・。
とりあえず今回の検査は就学に向けての準備と伝えてあったため、1回目の検査の際に指摘されたサ行がシャ行になってしまう部分をフォローすることになりました。
「入学まであと1年あるからそのままでも直る可能性があるけど、ST(言語聴覚療法)を1回受けてみよう。人に間違いを指摘されるのが苦手な子もいるから、訓練するかどうかをチェックしよう。」
不安が強い子の場合、間違うことが苦手なので言葉の間違いを指摘されて修正されるのを嫌う子も多いようです。うちの子はできるかなー。先生との相性が良かったらやると思うけど。
そう思っていたら「じゃ。そういう感じで~」と、今回の検査は終了しました。あれ?「グレーゾーンですよ」と言われないの?
そういえば2回目の検査の時に「検査を受けに来た経緯」を聞かれました。それって「診断は必要か?」という事を聞かれていたのかな。
検査を受けて凹凸具合は見たいけれど、診断を受けるのは将来的に困るからやめて欲しいという親御さんは結構いると思いますしね。
私は結果を見て診断が必要と先生が感じるなら言われるだろうと思ったので、受けに来た経緯だけお伝えしたのですが、診断はいらないという感じで受け取られているのかな。
次にSTに行ったときに聞いてみたいと思います。
今回、田中ビネーを受けてみて感じたこと
今回の検査を受ける前にネットで自分なりにいろいろと調べていました。就学前はWISCのほうが多いと聞いていたので、今回田中ビネーと聞いて「エッ、WISCじゃないの?」とびっくりしました。
田中ビネーは結果が高く出やすいとも聞いていたので、今回の結果を見てやっぱりそうなんだなぁと納得。うちの子は変な事言うけど頭が良すぎて困る・・・という感じではないからな。
そして、テスト内容を見ていても「あれ・・・。これってドリルをよくやったり、先取り学習している子は結構できてしまう問題なのでは・・・?」と感じました。
問題を聞いたり読んだりして、何を聞かれているかを考えて答えるという流れは、わりと問題を解くことを習慣的にして数をこなしている子なら正解しやすいです。
見た図形をそのまま模写するとか、計算するとか、そういうのはやったことがあればできそう。
そう考えるとそこまでIQと関係ないのじゃないかなぁ。それとも、その年代で理解できているという部分を評価されるのかな?
たぶんですが、うちはポピーを1年先取りでやっているし、療育になるからと小さい頃からタングラムや積み木で問題出して遊んでいたし、似たようなクイズを出して答えさせたりしていました。
知らない間に検査の練習もどきをしていたってことです。こういう事をまったくしていない子が同じように答えられた時は発達が進んでいると言えるのではないかしら・・・。
今回、子供の弱い部分が知れて良かったです
今回、3回目のカウンセリングで初めて発達をはかる検査を受けることができました。(前の2回は小さいからという事で検査せず)
検査を受けてみて解ったことは、うちの子がかなり言葉で表現することが苦手ということです。まさかの3歳前半だったしね・・・。
もともと子供の様子を見て苦手っぽいなとは思っていましたが、まさかあそこまで苦手とは・・・。わが子ながらびっくりしました。
私が言葉で表現する前に先回りしすぎていた部分も大きいのかもしれません。一人っ子で目が届くから、言葉で強く自己主張せずとも希望を聞き入れられてきたというのもあるのかな。
先生には子供へのおすすめの接し方などを指導していただいたので、これから気を付けて取り組んでみたいと思います。
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