困りごとのトリセツを読んで、自分が何に困っているのか&対処法を知る

困りごとのトリセツを読んで、自分が何に困っているのか&対処法を知る 気になる特徴

うちの子も私もたぶんコミュニケーション能力に問題があるタイプだと思っています。

友達とどうやって接したらいいのかわからない。なんとなくうまくできなくて困ってはいるけれど、対処法はもちろん、どこがどういう風に困っているのかもよくわかりません。

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最近「困りごとのトリセツ」を読んで勉強しています

うちの子は集団の中に入っていけないタイプなのですが、私も同じなので「そういう時、困るよね」という共感はできても対処法を教えてあげることができません

通常の人の感覚だと簡単なことなのかもしれないけれど、私や子供にはできない事が当たり前なので、気付いていなくて問題だと感じ取ることができない部分もたくさんあると思います。

表面化した問題だけ困っている訳ではなくて、実際にはもっと日常的にいろんな点で困っているんだろうな。

最近、NHK健康チャンネルでやっているキャンペーンの「発達障害って何だろう」の中の「困りごとのトリセツ(取扱説明書)」をよく読んでいます。

発達障害プロジェクト
NHKの複数の番組で結成した発達障害プロジェクト公式サイト。「困りごとのトリセツ(取扱説明書)」は、発達障害のある人が感じやすい「困りごと」を整理・解説し、当事者や周囲の人の体験談を集めたものです。

当事者の声が反映されているから実践的で勉強になる

すごくよくわかる困りごとの数々とやっている対処法がまとめられています。

困りごとの内容を見ると、それまではピンときてなくても「あ、これは私も当てはまってるなぁ」と思います。(困っていることに気付いてないタイプ)

対処法も当事者が編み出した方法なので、よくネットで見るような「わかるんだけど、実際にやるのは難しいよね」というものじゃなくてすごく実践的

普通の人が想像で考えた対処法じゃなくて、自分が困って考えだした方法だからかな。

こういうの、普通の人は自然に生活の中で身につけていくことなんだろうな・・・。そういうのに気付かないし自然と習得できないというのが発達障害なんですよね。

当事者の声、周囲の対応方法、などでわかれているので探しやすい

「困りごとのトリセツ(取扱説明書)」は、困っている内容ごとに3つにわかれています。

  • 当事者の困りごと・対処法
  • 周囲・家族の困りごと・対処法
  • 当事者から周囲の人への要望

困っている当事者だけでなく、困っている人の周りの人から見ても役立つ内容になっているんです!すごい!

発達障害で困っていても、まわりの人に理解されることも「こうして欲しい」とお願いする事も難しいです。なんか気が引けちゃうし。

でも、発達障害のある部下を持っている上司の方や先生などには知って欲しいな。

うちの子の対応もそうだけど、子供の特性を知っている私とまったく興味なくて知ろうともしないお父さんとでは、対応もそれに対する子供の反応も違います。

母親が好きだから聞き分けが良い訳ではなくて、子供に合った対応をしているから問題を予防しながら生活できている訳で・・・。

対応方法次第ではまったく特性が気にならない子だって多いと思います。

そういうの「普通はこうだろ!」という考え方でしつけをする人には判らないのかもしれないなぁ。

「困っている事が少ない=問題が少ない」ではない

来週、発達検査のカウンセリングに行くので、子供の特徴や苦手なこと、興味があることなどを書き出す作業をしています。

大きな問題が今はないため、困っている事はそう無いのですが・・・それは私がいつも子供のスイッチを押さないような対処法をとってるからなのかなぁ・・・とも思います。

パニックを起こす前に意識を別のものに向けさせる方法や、泣き出したときに素早く泣き止ませる方法など、お母さんであれば、みんな何かしら日々の生活の中で習得して実践していますよね。

それって、たぶんお父さんや子供の事をあまりよく知らない人だとうまくできずに泣いてしまったりパニックに陥ったりするでしょう。

「困っている事が少ない=問題が少ない」ではないということです。たぶん、問題はたくさんあるけれど、今のところ対処できているといった感じでしょうか。

特性は消えることはないけれど、対処方法を知ることで気にならなくなることはあると思います。

そんな時に、すごく役立つサイトだと思いました。ずっと続けていって欲しい。当事者にも困り具合のレベルがいろいろあるから、いろんな人の対処法を聞いて自分に合ったものを選べたらいいな。

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