夏休みがやっと終わり、無事うちの子も学校へ通うようになりました。
夏休み中のだらだら具合を見ていたら「学校行きたくないって言わないかな?」と内心心配になっていましたが、気にしすぎだったようです。
ただ、夏休み中に子供と「なぜ勉強しなくてはいけないのか?」という話をしていて、流れで「なぜ学校に行かないといけないのか?」の話にもなりました。
なぜ勉強しなくてはいけないのか?を、子供と考える
夏休み中はスケジュールに沿って宿題を嫌々こなしていたうちの子。
できるならやりたくない。ゲームしたい。遊びたい。
なんで宿題があるの??
お母さんもそう思ってたわ!
…子供の正直な気持ちですね。
その気持ちもわかるけど、宿題をしないと学校に提出することができないよね?と、子供に伝えました。
宿題をしないと先生に怒られるし、適度に復習しないと習ったことが定着しないからじゃないかな。
じゃあ学校に行かなければいいんじゃない?という話から、「なぜ学校に行くのか?」という話になりました。
夢を実現するために学校へ行く
難しい話をしても、子供はよく理解できません。なので、興味のありそうな話からしてみました。
あなた、ゲームクリエイターになりたいって言ってたよね?
うん。
でもゲームの作り方を勉強すればいいんでしょう?
例えば、あなたの好きなゲームを作っている、あの有名な会社に入りたいなーと思うとするでしょ?
どんな人を会社が採用したいと思っているか、会社が出してる条件があるから見てみよう。
子供とネットに公開されている採用条件をチェックしたところ、新卒の場合は「高等専門学校、専門学校、短期大学、大学、大学院を卒業見込みの方」となっていました。
そして実際のこれまでの採用大学などもチェック。本当に人気のある企業なので、すごいですね。
当たり前ですが、有名なところからしかほぼ入社してません。
人気のある会社は入りたい人も多いから、最初にある程度の人数まで絞るわけね。
その最初の絞る方法として、わかりやすい学歴を条件にしているの。
ほー。
じゃあ、学校に行ってないと入社テストも受けられないのか。
そういうこと。
どんなに能力があっても、条件を満たしていないと
直接自分のことを見てもらうのは難しい。
シンプルにいうと、勉強してきた人と勉強せずに遊んでた人だったら、会社は勉強できる人を雇いたい。
コツコツ努力する人と努力しない人だったら、努力できる人のほうがしっかり働いてもらえそうでしょ?
雇う側で考えると、わかりやすいよね。
すごく簡単な説明だけど、シンプルに説明するとこうかな?と思う話をしました。
学校へ行かなくても入ることはできるが難しい
希望する会社に新卒で入社するためには条件があるけど、世の中には中途採用というものもあります。
自分ですごく面白いゲームを作って、世の中に認められれば中途で入ることもできるかもしれません。
でも、それってすごく難しいことだよね。努力だけじゃなくて飛びぬけて才能も必要です。
会社に入社せずに自分で起業することもできるでしょう。自分で会社を作れば入社試験は受けません。
でもゲームを作る勉強だけでなく、起業して会社を維持していくための勉強が必要になってきます。
あとね、有名な企業が作ったゲームだから全世界でヒットしたのよ。
個人であのゲーム作れないし、作れてもこんなに売れないの。
会社に入らなくても一緒だよ。
一生懸命やらない人に仕事を頼みたいと思う人はいない。
何も知らない人に仕事頼むのは不安になるしね。
今はゲームクリエイターになりたいって言ってるけど、ゲームに携わる職業はたくさんあるのでいろんな関わり方もあります。
年齢が上がるにつれて夢が変わってきたり、目指す場所も変わってくるかもしれない。
そう考えると、新たな夢ができた時もそれにチャレンジできる土台(勉強)は作っておいたほうがいいんじゃないかな。
【結論】学校…行かなくてもいい。でも勉強はしとこう
夏休み明けは学校に行けなくなる子、多いですよね。
個人的には学校は行ったほうがいいけど、苦しくて死にそうな思いをしてまで行かなきゃいけない場所ではないと思っています。
途中で学校に行けない時期があっても、勉強して試験にパスすれば大学に行くことはできるからね。
学校行かなくても、やっぱり勉強だけはしとこう。
でも、ひとりで勉強を進めていくのって結構大変だから、面倒なことが嫌いとかラクしたい人ほど学校で勉強したほうがいいのかもしれません。
勉強は面倒だなと思うかもしれないけど、やっといたほうがいいよ。
学校行くか行かないかは別として、人生を生きていくのにある程度勉強は必要。
はぁ…。
子供は納得したかどうかわかりませんが、「なんで勉強しないといけないの?」とは言わなくなりました。
「やりたくない」という言葉は今でも頻繁に聞きますが、こういうのは心のガス抜き。
「うん!やりたくないね!でも自分でやらないと誰もやってくれないし、自分の力にはならないね!」と言うと、渋々ながら取り掛かっています。
嫌だなと思うことも、自分の心に折り合いをつけてこなしていけるようになってくれるといいなと思います。
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