先日、子供が久しぶりにトイレで失敗してしまったようです。
以前「授業中はトイレに行ってはいけません(絶対に!)」という誤学習の話をしましたが、現在はすっかり落ち着いていたのですが…。
やっちゃったかー。恥ずかしかっただろう子供の気持ちを考えると、メンタル的に心配になります。
トイレで失敗してしまった子供の状況
先日、失敗してしまった時の様子はこうです。
- 通級で違う小学校へ行く
- 通級のクラスに着き、授業前に遊んでいたところ、トイレに行きたくなる
- 通級の先生に「トイレに行ってきます」と伝える
- トイレに行くと、掃除時間で掃除中だった
- 他校の生徒(高学年)にトイレに行きたいと言えず、固まる
- 限界がきて大惨事(おもらし)
あー…。頑張ったのにね。
ちゃんと先生にも伝えられて、トイレに行けているのに知らない人に向かっては自分の気持ちを伝えられなかったようです。
以前、私と一緒の時に同じ状況(トイレが掃除中)になった時は、掃除をしていた生徒さんが子供に気付いて「あ、トイレ?入っていいよ。」と声掛けしてくれました。
今回は声掛けもなく、自分で伝えなければいけない状況だったのですが、それはまだ無理だったという訳です。
帰り道での子供の様子
通級が終わって子供を迎えに行くと、先生からその日のことを説明され、配慮が足りなかったと謝罪されたので恐縮してしまいました。
先生のせいではないのですが、最近問題はなかったので私も含めて周囲の大人はみんな安心しきっていたような気がします。
小学校に上がってずいぶん経ち、生活にも慣れたので私も本当に安心してしまっていましたが、やっぱりまだまだ自分の気持ちを伝える部分は弱い部分があるのですね…。
言えなかったか。大変だったね…。
…うん。
子供が抱きついてきたので、「言えなかったか」と言うと、ただ「うん」とだけ言っていました。
おもらししてしまった後、どういうことになったのか(誰が先生に伝えに行ったのか?後始末はどうしたのか?)を細かく聞きたかったのですが、子供は言いたくなさそうでした。
帰り道はひたすら通級での授業内容の話をしていたので、詳しく聞かれたくないのだなと判断して、その話は聞かないことにしました。
聞かれたくない、思い出したくない、自分の口から話したくないという気持ち
今回、子供は「トイレに行きたい」と掃除している生徒さんに伝えることが出来ませんでした。
本当なら「そういう時はトイレに入ってもいいですかって掃除の人に言えばいいのよ!」と次回困らないように言いたいところですが、そんな事は子供もわかっているのです。
正解がわかっているけど、どうしても口から言葉が出てこなかった(たぶん固まってた)のでしょう。もともと2歳頃に場面緘黙っぽい様子も見られた子ですからね。
理解しているけどできないというのは、相当本人も辛いし恥ずかしいだろうな…。
いつもはあまり自分から話をしない子なので、帰り道で聞かれていない授業の様子をずっとしゃべり続けた様子を見てダメージ受けてるなと感じました。
叱らず黙って子供の様子を見る
失敗したら、再度同じ間違いを起こさないように強く叱るというご家庭もあるかもしれません。
なんでそんな簡単なことができないの?と問い詰めるように聞いてしまう親御さんもいるでしょう。
でも、うちの子は叱っても良い結果に繋がらないタイプなので、黙って子供の様子を見ることにしています。
おかあさん、来週、新しいパンツを持ってきてねって
通級の先生に言われたんだけど…。
大丈夫。家に新品のを準備してあるよ。
大丈夫と言われ、子供はパァァァッと明るくなっていつもの様子に戻り、その後も行き渋ることなく通級にも通えています。
あの日、子供に状況をしつこく尋ねたり、何度も繰り返し出来なかった事を思い出させるように反省させなくてよかったです。
次に同じような場面になった時に子供がしっかり自己主張できるかどうかわかりません。
ただ、今回失敗してしまった事を思い出して「失敗(おもらし)するよりは声かけたほうがマシだな」と思って勇気を出して欲しいです。
この失敗が次回の成功につながりますように。
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