先日から習字ごっこで子供と遊んでいたのですが、「もっと子供に文字の形を意識させたい」「習字のいいお手本が欲しい」とネットをうろうろしていたところ、良さそうな本を見つけました。
見つけたのは「なぞらずにうまくなるひらがな練習帳」です。
文字はなぞらないほうが上手になる?
この「なぞらずにうまくなるひらがな練習帳」は、文字をなぞらずに見ながら書く練習法です。
- まず見て書く
- イメージして書く
- 論理的に書く
の3ステップが重要と書かれています。どこからスタートして、どういう線を書くと上手に書けるのかを覚えると、勝手に字が綺麗になっていくというのです。
そういえば、以前から子供はよく文字をなぞらせるドリルをやっていましたが、文字は覚えて書けるようになるものの、綺麗に書けるようにはなりませんでした。
そりゃそうだ。私も子供の頃から散々やっていたけれど、綺麗ではないしこういうのは苦行でした。漢字の書き取りとかも、大嫌いだったなぁ・・・。
今になって考えると、薄い枠や線のある部分をなぞっている時は「はみ出ないようにきをつける」ほうに集中してしまって、文字の形やバランスなどに注意を払っていなかったんです。
だからいくらなぞっても文字が綺麗にならなかったんですね。
本の中ではイラストをたくさん使っていて、子供でも線の動きを覚えやすいようになっています。
「なぞらずにうまくなるひらがな練習帳」で上手になる
早速本を購入し、子供に見せてみましたが・・・最初はあまり興味を示しませんでした。
ふふふ。そんなの想定内ですよ。習字ごっこの流れから、「習字ごっこをしたいけど、墨や筆の準備が大変だから今日は面白い筆を使うよ!」と、筆ペンを出しました。
子供は「オォォォ!筆の形のペンだ!」と大喜び。単純なもんですよ。
そして習字の時は半紙でしたが、今回は用紙も文字練習用のプリントを用意しました。四角に点線で十字の入ったやつです。私はこちらのサイトの文字練習ノートをプリントアウトしました。
https://学習プリント.com/
文字練習のプリントはたくさんあるけれど、なぞるものではなく「文字練習ノート 名前記入欄なし 横」を利用しています。
100円ショップにもこのタイプのノートが売っているので、そちらで練習すると字が上手になっていく過程も楽しめていいと思います。(プリントだと増えてきたら捨ててしまったりするので見返さない)
気が付くとのびのび字を書くようになってました
今では家族3人でこたつに座り、この文字練習で遊んだりします。筆ペンの日もあれば、サインペンの日もあるし、えんぴつの日もあります。(ペン立てを中央に置いて、好きなもので書かせる)
大人はカンタンと思うかもしれませんが、結構書いてみると難しくて、「えー、思ったようにうまく書けないな・・・」と、夢中で書いてしまいます。
みんなで文字を書き、一文字を1列くらい書き終わるとどれが一番上手に書けたかをみんなで話し、上手に書けた字はシールを貼ったり、花丸がもらえたり。
こういうのって、ひとりで書いて練習するのはつまらないんです。みんなでやって、他の人のを見たり比べる機会があったほうが上達しやすいですよね。
だから習字教室や硬筆教室に通うんだと思うんですけど、無ければ家族でやればいいか・・・と、のんびりやっています。
最近は「ばぁばとじぃじと一緒に練習したい」というので、実家に持って行ってみんなでやりました。人が変わるとまた楽しい。
最近の文字を見ると以前に比べてのびのびとしてきて、「い」と「り」なども区別して書けています。お手紙の字はサイズも揃ってきたし、なにより綺麗に書けるようになったように感じます。
なぞる練習をやめて、「なぞらずにうまくなるひらがな練習帳」を買って良かったなぁ。
なぞらずにうまくなるシリーズは他にもカタカナや漢字の本があります。カタカナは「ン」と「ソ」が微妙だから買うか検討したいと思います。
子供はすみっこに夢中なので、こういうごほうびスタンプもあったら喜ぶしやる気が出るだろうなー。
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