まだまだ小さい子供を育てていると、親の意向をまったく聞き入れてくれない事がよくありますよね。
今すぐ着替えて欲しいんだけど・・・子供はパジャマのままで絵本を読んでるとか走り回ってるとか。
そういう時、私の口癖「ま、いっか」を子供も使うようになりました。
子供が親の言う事を聞かないのは当たり前
うちの子は3歳ちょっとなので、まだ親になって3年ちょっと。
しかもそのうちの1年くらいは親の意向をすんなり受け入れてくれる時期なので、言う事聞かなくなって2年とちょっとかな。
それくらいの短い間しか体験していないのでまだ勉強途中ですが、とりあえず「子供が親の言う事を聞かないのは当たり前」と思えるようになってきました。
完璧主義をやめると子供にイライラしにくくなる
子供はロボットじゃないし、親も完璧な親ではありません。
プログラムエラーなら直さなきゃと思うけれど、いう事を聞いてくれない時は、子供はきちんと小さい頭で考えて「今はこれがしたい!」と自己主張しているのかもしれません。
うーん。すごく困るけど、ある程度は仕方ない部分もあるかな。しかも、発達障害児は指示が通りにくい部分が多いのでイライラすることも多いですよね。
そんな時、イラッとする気持ちを静めるためにおすすめの言葉。
「うーん。お母さんはすぐ着替えて欲しいんだけどなぁ。・・・・・・ま、いっか!」と、言うのです。
命の危険がある事以外は、諦めも大事
着替えなくても死にはしません。ある野菜を食べなくてもすぐに病気になる訳でもありません。
子育てを実際にやってみて、子供って思った以上にいう事を聞かないし、思い通りにならないなと感じました。
たくさんイライラする中で、命の危険があることでもない限り、諦めも大事と急に思えるようになりました。
言う事を聞いてくれないよりは聞いてくれたほうが嬉しいですが、そのために子供に小言ばかり言うのは子供も私も辛い。
デメリットを考えると、案外大きな問題じゃなかった
子育てを完璧にしようとすると苦しくなるから、できる範囲でいいやといったん諦める訳です。
案外重要じゃないことが多い(そうしなければと思い込んでいる)
困ったなぁと思ったときに「これをしなかった時のデメリットってなに?」と考えみます。
デメリットを考えてみて、ある程度のデメリットくらいなら笑って楽しく子育てできるほうが子供にも親にも絶対にいいはずです。
しかも、デメリットを想像してみたら、案外重要じゃないことが多くてびっくりします。
一般的には正しい方法でも、必ず絶対にやらなくてはならない事っていうのは、少ないはず。
絶対にこうでなくては!と、親が思い込んでいたり理想としすぎていたりするものです。
イライラして子供も自分も追い詰められたら、全然楽しくないので「ま、いっか!」と諦めることにしたら、かなり気持ちが楽になりました。
諦めるといっても全面的にではなく、一部がおすすめ
諦めるといっても、全部諦める訳ではありません。
- 子供がやりたいことをちょっとだけ優先させる
- かわりにお母さんのお願いもちょっと聞いてもらう
- 親子の希望を少しずつ叶えればどちらもハッピー!
例えば、「今すぐ着替える」という行動で考えると「今すぐ」の部分を諦めるってこと。

今すぐ着替えて欲しいけど・・・ま、いっか!
絵本読んでからでいいよー。お出かけは10時だからノッポの針が9のとこに来たら着替えようね。

うん!
子供がやりたいことをちょっとだけ優先させてあげる。その変わりにこちらの要望も聞いてね!って感じです。
「ま、いっか!」と、子供が言う様になった
そうしているうちに最近、子供がそういう場面になったときに「・・・ま、いっか?」とニヤリと笑って私の顔を見ながら言う様になりました。
「ま、いっか!って言ってよ」って感じでしょうか。
「ま、いっか・・・じゃなーい!ちゃんとしなさーい!」と言うと「なんだ、ダメか。」としぶしぶやります。
最近、「これくらいなら許される?」という子供の小賢しい感じが出てきつつあります。しまった。
でも、「ま、いっか!」はある意味、魔法の言葉です。こだわりのある子にはぜひ身につけてほしい考え方。
発達が気になる子はこだわりが強くて周囲とうまくいかない場合も多いですが、この考え方ができるようになると、こだわりも少し和らぐかもしれません。
「これでなきゃダメ」とか「こうであるべき」みたいな考え方に固執せずに柔軟に「ま、いっか!」という諦めを身につけられたら、本人も楽になるかなぁ・・・と思います。
★☆ こだわりシリーズ ☆★




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