うちでは以前から子供がタブレットでお勉強系のアプリをやっています。
夫は小さな頃からタブレットなどを触るのに反対派なのですが、私は適度に使えばいいんじゃないの?派です。
視覚優位な発達障害児にタブレットは効果的
子供が療育に通い始めたり、発達障害のことを気にして調べたりしはじめた頃、文字を読んだり覚えたり書いたりするような部分に苦手が無いかを確認したいと思って、タブレット+お勉強系アプリで遊び始めました。
結果、2歳過ぎにひらがなアプリをやった時は1週間もするとたどたどしくひらがなが読めるようになりました。
視覚優位の子はタブレット学習に向いている
それまでポスターや絵本などで覚えさせようとしたこともありましたが、私の教え方がまずかったのか・・・全然覚えなかったのに。
視覚優位ということもあってお勉強アプリをやってみたら、ゲーム感覚で楽しんですぐに覚えてしまいました。
視覚優位、すごいな。びっくりするほどすぐに覚えます。音と色や動きに刺激されるからでしょうか。
逆に、視覚優位だから、刺激に弱いということも言えます。本来集中しないといけないものに、目から入ってきた他の情報が気になって集中が途切れたりするんです。あと、のめりこみやすい。
効果もある反面、のめりこみ易い。
うまく使えば勉強が好きになるけれど、刺激が強いゲーム(遊戯性が強いもの)を知ってしまうとのめりこんでやめられなくなるだろうなと感じます。
うちの姪っ子(ADHD傾向)がゲームセンター大好きなお子様で入り浸りだったので、自分が子育てするときは気を付けてそういう刺激からは距離をとろうと思っていました。
うちの子も少し大きくなって、なかなかそういう刺激の強い場所を親が避けるだけでは済まなくなってきました。(ガチャガチャやゲームセンターが、小さいスーパーなどにもあるため)
現在、うちの子は
- ゲームセンターは見るだけ
- ガチャガチャは月イチのご褒美として。
- ゲームはタブレットで勉強系+α
という感じで育っています。
ガチャガチャに憧れて1ヶ月お勉強やお手伝いを頑張り、そのご褒美として楽しみにガチャガチャしていましたが、最近は「出てくるのは欲しいものではない場合が多い」と学習したらしく、以前ほど欲しいと言わなくなりました。
子供ながらに「1ヶ月頑張った分の労力に見合わない」と感じたのでしょう。最近はもっと楽しめるものをご褒美にしたがります。
これ、もし親が何の苦労もさせずに1回だけよ~とか言ってお金を渡してやっていたら、絶対にクセになってどんどん「お金ちょうだい!」と言う様になります。(うちの姪っ子がまさにそれだった)
祖父母はそういう部分がかなり甘く、姪っ子の経験上、子供が喜ぶと知っているためお金を渡したがるので困ります。(なので行く前にちゃんと注意してお金を渡さないように言っておく)
うちのタブレットに入っているアプリはこんな感じ
タブレットでは時間を決めてから開始します。
- 勉強系のアプリ
- 塗り絵やお絵かきアプリ
- パズルや謎解きアプリ
- 作る系アプリ(スイーツを作るなど)
現在やっているのはこんな感じでしょうか。
その日によって「今日はこれがやりたいな」というのがあるらしく、やりたくなったらタブレットを持って私の所へパスワード解除を求めてやってきます。
アプリをやる時間を守らせるために気を付けること
楽しんでゲームをやっていると、時間ってすぐに過ぎてしまいます。私も子供の頃はよくゲームを長時間やって親に強制終了された経験があります。
誰だって楽しんでいる最中に「やめなさい」と言われてもなかなかやめられないし、強制終了されたら悲しいですよね。
なので、うちでは自主的に辞めるように声掛けに気を付けています。
- 5分前くらいになったら傍に行って「もうすぐやめる時間だよ」と声掛けする
- 「そろそろきりのいいところでやめよう」と子供に伝える
- 時間ぴったりでなくても子供に自分で終了させる
という方法をとっています。
だいたい時間前にやめますが、やっていたアプリの内容を見て子供が「この場面が終わったらやめたい」と申告した場合は5分くらいオーバーするのは大目にみています。
あんまりにも時間がかかりそうなところまでやりたいと言った場合は「それだと時間がオーバーしすぎるよ。もっと早く終了させられない?」と注意します。
大事なのは自分でやめることだと思うんです。ちゃんと自分の意思でやめると本人の気持ちが落ち着くし、次の行動に入るのもスムーズ。
もし強制終了させられていたら、本人は気持ちの切り替えが難しくなり、ぐずぐず言い出しそう。
終了予定時間になったら強制終了させるべきなのか?
しかし、うちの夫は「やめる時間になったら途中でも強制終了させるべきだ」と主張し、以前言い合いになったことがありました。
「いや、あなたが子供の頃はどんな子だったか思い出してごらん。途中でゲームの電源落とされた記憶は無いのか?」と聞いてみたところ、ドヤ顔で「ある!」と言っていました。
その記憶は幼稚園とかではなく、小学校の高学年だったんじゃない?そんな年齢になった子でも、自分でゲームを時間通りに終わらせるのは難しいし、親の言う事を聞かないんだよ。
それに比べてほら。見てごらんよ。多少時間がズレても自分で終了させているよ?と夫に言うと、夫は納得したようでその後は何も言わなくなりました。
夫は自分の親がやっていたことを自分の子供にもやろうとしていただけです。別におかしい訳ではありません。子供って親に育てられた通りに子供を育てようとするもんね。
ただ、親の子育てが正解かどうかは謎だよ?と私は思っています。
今のところ、うちの子は何度か声掛けをする間に自分で納得できる終了点を見付けられているので、このままで行こうかと思っています。
なかなかセーブポイントが無いRPGとかやりださない限り、大丈夫じゃないかと思うんですけどね。
最近の子供のお気に入り 勉強系アプリ
お勉強系アプリといってもまだ幼稚園児なのでしっかりしたものではありませんが、遊び要素が多すぎるものやキャラクターものは避けています。
楽しいながらもやっていると後々役立ちそうだなと思う図形や数の概念、考え方がわかるようなものを選ぶようにしています。
以前ご紹介した知育ゲームはもう全然やっていなくて、現在やっているアプリはこんな感じです。
算数の概念が勝手に身に付く「トドさんすう」
子供が「しかくはせいほうけいっていうのよ」と勝手に言い出してびっくりしました。「長四角は?」と聞くと「ちょうほうけい!」と答えます。
そして簡単な計算や定規の読み方などが教えなくてもどんどんできるようになります。ゲームで楽しみながら勉強が可能です。
幼児から小学2年生くらいまでが対象で、最初に子供がどの程度理解できているかを設定してから始めるので、子供の学力に合った内容で「できた!」をたくさん体験できます。
数字や数え方は違うアプリで覚えてしまっていたので残念ですが、もっと早く始めればよかったな~と思うくらい、よくできたアプリだと思います。
無料でも利用できますが、アプリ内課金でアップグレードすると全ての内容を利用可能。
1日3プレイで親も安心の「Think!Think!シンクシンク」
こちらも無料で利用できて1日3プレイまで遊べる、思考センスを養うアプリです。
3プレイ遊ぶとすぐに「もう今日はこれでおしまい!」と言われるので、子供は納得してさっくりやめることができます。やりすぎの心配がなくて親も安心!
定期的に行われる大会では自分が全体で何位かがわかって面白いらしく、子供ははまってやっています。有料にアップグレードすると遊べる内容が増えて楽しめるらしいです。
アプリ内課金して楽しむかどうかの判断
最近のアプリはかなり内容が濃くてこれを本当に無料で楽しめるの?と思うようなものも多いです。
しかも、アップグレードしても売られている学習ドリルを買うより安い金額で楽しむこともできたりするので便利だなぁと思うこともあります。
でもうちではアプリを課金したりアップグレードせずに、無料のまま楽しめるところだけ楽しむことにしています。
確かにアプリで勉強すると覚えやすくてすぐ身に付くのですが、これ以上画面を眺める時間が増えるのも気になるし、えんぴつを持って手で書くのも大切にしたいなと思うのです。
ポピーやプリントやる時間も大事にしたいし、工作にも夢中だし、最近始めたピアノにも夢中なので、今はアップグレードしてまでやらなくてもいいかな・・・。
結構アプリで覚えたことって、すぐ忘れちゃうような気がするんですよね。覚えるのも早いけど忘れるのも早いっていうか。
アプリで覚えたことをその後でプリントでやると定着していいような気がします。
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