注意されることを「意地悪された」と言う子供。語彙力の低さが原因?

意地悪されたと感じる気持ち。これはイジメ? 日々のこと

先日、子供が学校から帰ってきて「今日、〇〇ちゃんに意地悪なことを言われたの…!」と、涙を浮かべて言いました。

詳しい話を聞いてみるものの、説明下手のうちの子がどういうことを言われたのかうまく聞くこともできず…。

ただ、大まかな流れを聞いて思ったことは「うちの子は重く受け取りやすい」ということと「語彙力が足りない」ということでした。

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子供が「意地悪された」と訴えた状況

うちの子は不安が強く、注意されたことを重く受け止めすぎるところがあります。

軽い注意を受けただけでも、自分を全否定されたようにショックを受けるのです。

こういうのはHSC(Highly Sensitive Child)っていうんでしょうかね。以前も疑ったことがあるのですが、やはり気質はあるのかな?

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口調が強い子がとにかく苦手

うちの子は一人っ子なので姉妹ゲンカするような経験もなく、競い合うことも苦手です。誰かと希望が被るとすぐに譲ってしまいます。

早い者勝ち!という場面も苦手だし、口調が強い子も苦手なのです。

自宅で私にだけ気持ちを打ち明けられるようで、自宅までは何事もなく帰ってきます。

そして帰ってくると「意地悪なことを言われた」と泣くのです。

親としてはイジメ!?と心配するのですが、たぶん、相手の子は意地悪した訳ではなくて、注意しただけだろうなぁ…。

親は「注意するのに配慮が必要」とわかっているので言葉を選んで指摘しますが、他人にそんな配慮はお願いできませんからね。

そもそもご家庭によって言葉遣いはいろいろだしね…。

どんな事を言われたのかは言わない

おかあさん
おかあさん

どんな事を言われたの?

こども
こども

…それは秘密。

いや。秘密って。

こういう時、どういった言葉や口調で言われたのかがわかれば、「それは意地悪で言ったんじゃないよ」と教えられるのですが、うちの子は内容は教えてくれないのです。

ただ、「嫌な気持ちになった」と言う事を私に伝えてきます。

とりあえず子供の言葉を肯定してみよう

おかあさん
おかあさん

そっかー。嫌なことを言われて悲しかったんだね。

こども
こども

悲しかった…(涙)

子供はショックを受けたということを伝えたい気持ちでいっぱいなので、とりあえず気持ちを言葉で表してみます。

すると、泣いたりしょんぼりしながら気持ちの整理ができるようで、すぐに落ち着いてきます。

すっかり落ち着くと、子供は元気になっておやつを食べたり遊んだりし始めます。

子供は本当に意地悪を言われたのか?

気持ちを聞いてもらえて子供はスッキリ。でも聞いた親はモヤモヤ…。

だってイジメなら何か対処が必要です。本当に子供が他の子に意地悪を言われたのならね。

でも、なんとなく子供の様子を見ていると、意地悪をされたというよりは「注意された(間違いを指摘された)」というほうが近い気がするのです。

言われた本人が傷ついているならイジメだ!と捉えることもできるかもしれませんが、うちの子の気質を考えると…。

相手の子も意地悪をしたという認識はまったくなくて、ただ「間違ってたから教えてあげた」だけかもしれません。

子供の考える「意地悪」が幅広すぎるのでは?

うちの子はよく「意地悪された」と言うのですが、もしかして「意地悪」という言葉の意味をすごく幅広く捉えているのかもしれません。

悪意があって他人に悪いことをするのが意地悪だと思うのだけど、子供にとっては「自分が嫌なことを他人にされる」ことを全部意地悪と言っているのかな?うーん。

子供にとっては「間違いの指摘」も、されると嫌な事と捉えているのだと思います。

でもさ、「意地悪」と「間違いの指摘」って違うよね?

「意地悪」と「指導」とかも違うよね?

間違っているよと指摘する先生に対しては「意地悪された」とは言わないんですよね。同級生に言われるとダメなのかな。

子供はあまり語彙力が高くないので、もしかすると「されて嫌だったこと」を総称して「意地悪された」と言っているのかも。

語彙力を高めれば微妙な違いを理解する日が来るかもしれない

今回のような場合、問題点は語彙力の低さかもしれません。

  • 語彙力が低く、状況を的確な言葉で説明できていない
  • 語彙力が低く、「意地悪」と捉えてしまっている

HSCの気質も問題だけど、そこは変えようと思っても簡単に変えられないものだから。

子供が「意地悪」と大きく捉えている部分には、もっと細かに「間違いの指摘」とか「指導」とかいろいろな言葉があるということ。

「間違いの指摘」は親切心からくるものもあるし、相手を嫌な気持ちにさせようと言ったことではないと知ることが大事ですよね。

今は自分の知っている言葉の中で「意地悪」がぴったりの言葉と思うから使っているのかもしれません。

もっとたくさんの言葉や意味のちがいを知れば、感じ方も少しずつ違ってくるのではないかと思います。

「意地悪された」と直感的には捉えてしまっても、落ち着いて考えてみたら「教えてくれただけ」なんだなと思えるようになると、本人も楽なんじゃないかな。

おかあさん
おかあさん

どうして〇〇ちゃんはあなたにそんな事を言ったのかな?

こども
こども

…わかんない。

おかあさん
おかあさん

本当にあなたを嫌な気持ちにさせたくて言ったのかな?

間違ってるよって教えたかっただけかもしれないよ?

こども
こども

…うーん。

人から指摘された時、これは「注意」かな?それとも単なる「気付いたから教えてくれた」かな?と考えてみて欲しい。

自分が指摘をマイナスに受け止めやすいと気付いたうえで、意地悪して言ったんじゃないこともあるねと思えるようになって欲しいです。

とりあえず、語彙力が上がるようにたくさんの本を読みつつ、相手がなぜそんなことを言ったのかを子供に想像させる言葉かけをしていきたいと思います。

発達障害児は相手の気持ちを想像することが苦手な子が多いです。いろんな経験を積んで、自然と心の中で自分で対処できるようになってくれるといいな。

そして役に立つかはわかりませんが、早速アマゾンでこれをポチりました。

子供の様子を見つつ、また読んだあとにレビューしたいと思います。

しかし、なんで意地悪って言葉を多用するようになったのかな…。

私は子供が嫌がるうちの飼い猫にちょっかいを出しているときに「意地悪しないのよ」とよく言うので、それがまずかったのかなーと内心反省中です。

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