最近、お手紙を書いて出すのが子供の中で流行っています。
お手紙といっても適当な紙に絵を書いたり少し文字らしきものを書いたりして、手作りダンボールハウスのポストに入れるのです。
最近は子供が書く絵が少し進化してて、とっても面白いのでご紹介します。
子供の書く絵が少し進化して体が現れた
お手紙の中身はだいたい絵です。そしてほんの少し文字らしきものもあったり。
その絵が最近どんどん進化しているようで見ていて面白いです。
以前書いた絵は顔だけでした。
その後、顔から直接手足が生え、最近身体を書くようになってきました。
すごい。ボディーイメージがきちんとできてきた証拠でしょうか。
発達障害とボディーイメージ
発達障害の子は固有感覚を感じにくく、自分のボディーイメージを把握しにくい子も多いと聞きます。感覚の違いなんでしょうけど。
だから手先が不器用だったりうまく力の加減ができなかったり転びやすかったりします。
例えば、スプーンでごはんを口に運ぶ際にたくさんこぼしてしまう場合は、口の位置からスプーンの先までの距離の取り方が上手にできていないのです。
「これくらい動かせばちょうど口に入るな」という感覚がズレているのかもしれません。
人は成長と共にこのボディーイメージを掴めるようになっていきます。
自分の身体がどういう風になっているのかをきちんと把握していければ、書く絵にも反映されていくのだそうです。なんだかおもしろいですよね。
いろいろな顔の表情を書く練習をしてみよう
子供とお絵かきしていると解るのですが、子供って一度覚えた顔しか書きません。いろんな表情は書かないの。
私も子供の頃はそうだったし、そういうものだと思うのですが・・・教育テレビの「ノージーのひらめき工房」という番組内で「顔ソング」という歌があります。(知らない人は検索で!)
歌いながら顔の絵を書くやつなんですが、これが子供とすると面白いです。丸(顔のかたち)を書いて、その中に表情を書きます。
笑ってるか~お~ 笑ってるか~お~ 顔ソング~♪
びっくりしてるか~お~ びっくりしてるか~お~ 顔ソング~♪
って感じでどんどん顔を書きます。表情を変えて書くたびに子供とゲラゲラ笑ってしまいます。
たまに「これ、笑ってる顔じゃないよ~」とツッコミ入れられたりもしますが、表情を意識して絵を書くって面白いです。
これ、たくさん書いて練習すると人の表情から気持ちを読み取る練習になるんじゃないかなぁ。
顔の表情を読み取りにくい特性への対策
発達障害の特性の中に「人の顔の表情を読み取りにくい」というのがあります。
これのせいで他人とのコミュニケーションがうまくいかなかったりするのですが、この顔ソングを楽しんでやっていたら身に付いたりしないかな。
発達検査の中にも顔の絵を見て怒っているか笑っているかなど判断する問題があるというし、たぶん役立つ気がする。
なかなか本物の人の表情を読み取ることや場を読むことは難しいと思うけど、悲しい時に人はどんな顔をするのかを理解するきっかけにはなるかもしれません。
うちの子の課題でもある「自分の気持ちを表現する」ということにもつながるかも。
いやな事はきちんと嫌だと伝えられるようになって欲しいけれど、まだ家族以外には挨拶もできない子なので急には難しいだろうから態度や顔の表情だけでも出たらいいな。
写真は先日子供が書いた絵。
おとうさんとぬいぐるみのはなちゃんとなぜかえだまめ。えだまめはたぶんそらまめくんの絵本を読んだからだと思う。
なぜかおとうさんにもはなちゃんにも三つ編みがついているのは最近の子供のブーム(毎日編まされてる)です。
★☆ 子供とお手紙シリーズ ☆★
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