先日、日本脳炎の予防接種1回目を受けてきました。子供って本当に注射苦手ですよね。
これまでの予防接種は泣いて大騒ぎだったのですが、今回は泣かずに受けることができました!
今回、泣かずに受けられた理由は「病院を変えたから!」です。シンプル。
うちでは病院を変えたこと以外にも、泣かずに注射を受けるために気を付けていることがあるので、あわせてご紹介したいと思います。
子供が注射嫌いになった原因と複数の病院に行ってみて気付いたこと
生まれてから2歳頃まで、このあたりでは人気の小児科へ通っていました。人が多く、予約してもずいぶん待つ人気の病院でした。これが良くなかったな。
現在、うちでは注射を打つ病院と病気の時に行く病院をわけています。
- 病気の時に行く病院と注射(予防接種)の病院をわけた
- 病気の時にいく病院 → 優しくて予約システムが良く待ち時間が少ない(近い)
- 注射の時に行く病院 → とにかく注射がうまくて待ち時間が少ない(ただちょっと遠い)
できれば注射の上手な先生のところに通いたかったのですが、ちょっと遠かったので注射をする時のみ通っています。(近かったらわけてなかったかも)
子供が病院・注射嫌いになった理由は「待ち時間の長さ」
最初に通っていた病院は優しい先生でしたが、人気がありすぎて病院が人であふれていました。予約システムに問題があって待ち時間が長すぎたんです。
0~2歳までのあいだは予防接種が目白押しで、1日で3~4種類同時打ちなんてことも。
しょっちゅう病院に通っていましたが、外観を見ただけで凍り付き、待合室についた途端に泣き出し、そのまま1~2時間待つので親も大変でした・・・。
待つのが苦手なうちの子には、これが苦痛だったんですね。しかも苦手な注射を待つ時間が長いなんて辛いよね。当たり前ですが、子供は注射大嫌いになりました。
近所では有名な病院だったので「人気がある=良い病院」と思って頑張って通っていた訳ですが、やっぱり病院って相性がありますね。
奇跡!注射のとても上手な病院に出会った
それに気づいたのは2歳過ぎ。初めて行く病院のアレルギー科で血液検査の採血をした時でした。
注射ならまだしも採血なんて時間も長いし大丈夫かなぁ・・・と思っていたのですが、子供は泣くこともなく採血を済ませて出てきました。
私は中待合室で待っていたのですが、子供はすごい顔をして診察室を出てきて、看護婦さんに「頑張ったね!えらかったね!」と声をかけられて少しだけ泣きました。
子供に聞いたところ、注射は痛かったけれど手際がよいのか、唖然としているうちに終わったようです。すごい。スタッフのみなさんや先生が注射に慣れているのかなという印象でした。
これまで、大泣きするのを押さえつけて注射する場面しか見てこなかった私。
あまりにも違う子供の態度にびっくりしてしまいました。病院が違うだけでこんなに楽なんだ!と思いました。
注射した後に貼られた絆創膏には、スタッフの方が書かれるのかかわいい手書きのうさぎが書かれています。注射が怖いと思いにくくなる環境作りも、大事ですね。
注射が苦手だと思っていたわが子は、病院が合っていなかっただけだった
ほとんど泣かなかった子供の様子を見て、注射するならこの病院にしよう!と強く思いました。
これまで2時間泣くのを抱っこで堪えて、注射後に1時間ほど泣くのを見ていたのに、この病院では3粒ほど泣いただけで終わったんです。すごい!
注射の痛みって先生や病院によっても全然違うのかもしれませんね。針の太さとかにもよるのかな…。
小児科の先生ってだいたい注射苦手な子供を相手にしているので、それぞれのやり方を持ってますよね。おもちゃで気をそらしたり、前もって冷やして痛みを感じにくいようにしてくれたり。
話し方や楽しませ方などいろいろあるかと思いますが、うちの子は4か所ほど病院をジプシーしてやっと好みの病院に出会ったんだなと思いました。
予約システムがいい病院は待ち時間が少なくておすすめ
病院がいつもたくさんの人で賑わっている病院って、人気があるように見えますがただ単に予約システムが悪いだけかもしれません。
そのことに気付いてから、病院を選ぶ際は予約システムが良い病院を選ぶようになりました。
予約システムが良い病院だと、細かく時間指定が可能です。そのため、病院ではほとんど待ち時間がありません。
病院で過ごす時間も少ないので、駐車場が車でいっぱいってこともありません。
待合室で人とあまり会わないということは、病院で別の病気をもらうことが少ないということです。(これはかなり重要!)
前の病院では、通院した後に他の病気になってしまうことがよくありました。
予防接種の時間帯は決められているので病気の子と会う事はないのですが、それでも翌日、熱を出すことが多かったです。
小さい子供って必ずキッズスペースで遊びたがります。そして小児科は必ずキッズスペースがあって、咳をしていたり鼻水の出てる子でも普通に遊んでるんですよね…。
病気を媒介しているので、病院のキッズスペースは要注意です。遊んだら必ず手を洗うようにしましょう。
病院によって処方薬も違うことに気付いた
あと、いくつか病院ジプシーして気付いたことなのですが、同じ病気でも病院によって処方するお薬が違います。
うちの場合は、前の病院のお薬より飲みやすくなったようで、薬を飲むことを子供が嫌がらなくなりました!
これ、飲ませる親としてはストレスが減るので本当にありがたいです。
同じような甘いお薬なのに、種類が違うだけでこんなにすんなり飲んでくれるんだなぁとびっくりしました。
病院では先生の長年の経験などによって、それぞれ「おすすめのお薬」というのがあるのだろうと思います。
たぶん先生に言えば飲んでくれないお薬を別なものに変えてもらうことは可能なのだと思いますが、素人なのでどう先生に伝えたらいいのかわかりませんよね。
そもそも私は「子供が薬を飲みたがらないのは当たり前」と思っていたので、薬によってこんなに子供が飲んでくれるものだと知りませんでした。
子供が泣かずに注射を受けられるように、気を付けていること
泣かずに注射を受けられるようになった大きな理由はやっぱり「病院を変えたこと」ですが、それ以外にも気を付けていることがいくつかあります。
子供に注射のスケジュールを伝えて心の準備をさせる
子供を注射で病院に連れて行く時、だいたい1週間ほど前から注射することを伝えるようにしています。
1週間前、3日前、前日、当日の朝。必ず子供に伝えて、心の準備ができるようにしています。
急に連れて行ったり、騙して病院へ行くようなことはしません。
理由は、私が子供の頃によくその手を使って注射に連れていかれて、その事がとても嫌だったからです。
おでかけと嘘をつかれたり、理由を言わずに連れてこられたり。
大人は嘘ばかりつくと思っていたので、子供と会話が成立するようになってからは、しっかり伝えることにしています。
子供に予防接種の必要性を伝える
注射は病気に負けない身体になるためにするんだよと、しっかり注射を打つ理由を伝えるようにしています。
それでも子供は「注射いや~。行きたくない」と言いますが、それでもちゃんと準備をして、時間になれば病院に向かうことができています。
スケジュールを伝えることも予防接種の必要性を伝えることも、どちらも子供が「嫌だけど仕方ない」と思えるようになる、大切なステップです。
あと、予防接種のことを体の図鑑のウィルスのページで説明すると、とってもわかりやすいようです。
体の中に入ったお薬がどのように病気と闘うのかを話すと、面白そうに聞いていました。こういうのが興味ある子にはおすすめ。
お友達もみんな注射をしているのよと伝える
病院に行って注射を待っている時に、予防接種は年齢によって接種時期が決まっていることを伝えました。
同じ年齢のお友達の名前をあげて、嫌だけどお友達も頑張って打っているのよと伝えると、自分だけじゃないのかと安心したようです。
他のお友達もやっているなら、自分も頑張ってみようと意識が変わりやすいです。
大人も実は注射が嫌いな人が多いと教える
これは私だけかもしれませんが…「お母さんも注射嫌いなんだ」と伝えています。
大人だって平気で注射を受けている訳ではありません。嫌だけど、必要だから仕方なく受ける訳です。

お母さんも、注射は苦手なんだけど、病気になったら大変だから
頑張って打つんだ。

えっ?お母さんも苦手なの?
一番身近な人(母親)も、同じように注射が嫌いなんだと知って、子供はとても嬉しかったようです。
自分だけ嫌なのかと思って、内心「注射が嫌いな私は悪い子だ」とでも思っていたのかもしれません。
こうすると、子供の「注射嫌だ」という気持ちを肯定しながら、元気づけることができます。
みんな嫌いなんだよ、注射!大丈夫!あなただけじゃない!
注射が終わったらお楽しみを決めておく
注射をきちんと受けられたら、その後で特別なお楽しみを決めておきます。
子供に注射のスケジュールを伝えたときに、お楽しみは何がいいかを聞くようにしました。
すると、子供にとっては注射の日は嫌なことだけでなく、楽しみなことがある日ということになります。
ほんの小さなことでいいのです。注射は嫌だけど、お楽しみがあればなんだか頑張れますよね。
うちでは注射後にソフトクリームを食べに行くとか、ガチャガチャが1回できるとか、そんな感じです。
注射を泣かずに受けられるようになる方法のまとめ
こんな感じで病院を変え、言葉かけに気を付けることで、うちの子は注射を泣かずに受けられるようになりました。
はぁー。うちの子が泣かずに注射を打てるようになる日がくるとは・・・。成長したんだなぁ。
嫌な事は今までは泣いて騒いで頑張って回避しようとしていましたが、3歳あたりからちょっと様子が変わってきました。
嫌なことは何度か「嫌だ」と言って抵抗しますが、話をすると仕方ない・・・という表情をして頑張れるようになりました。
終わった後で「駐車は嫌い!本当に嫌だった!」という自己主張もできるようになりました。
「注射で泣いたことが無い」というお友達のお子さんの話を聞いて、「あぁ、うちの子は嵐のように泣くのになぁ・・・」と辛い気持ちになっていたのがずいぶん昔のことのように感じます。
たった1年前くらいのことなのに。子供ってすごいスピードで成長するんだなぁ…。
★☆ 苦手克服シリーズ ☆★




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