先日、入園予定の幼稚園に用事があって行きました。丁度外遊びの時間で在園しているお子さんがみーんな園庭で遊んでいました。
うぉー!子供がいっぱい!と興奮する子供
うちの子はひとりっ子であまり同じ年頃の子供達と遊ぶ機会がありません。療育先は少人数なのでお友達と遊ぶといっても5~6人というところ。
同じ年代のお子さんがあんなにたくさん集まっているのを見て「ちーも遊びたい!」と園庭へ走っていってしまいました。
引っ込み思案ではあるものの、お友達と遊びたいという気持ちが出てきた
以前は大人数の子供がいるとちょっと躊躇したり怖がったりしていましたが、最近はお友達と遊ぶ楽しさを知って、こういう場面では仲間に入れて欲しくてむずむずするようです。
人と関わりたいという気持ちが出てきて良かったなぁ。
でもそこは3歳児。一緒に遊びたいと思って近づくのですが、無言で後ろをくっついて回るのでお兄ちゃんお姉ちゃんにとってはちょっと邪魔な存在。
そして、園児のスピード感についていけません。見ている私もハラハラ・・・。
どんな風に仲間に入れてもらえばいいかわからない
「遊ぼう」と声をかけるでもなく、にっこり笑うでもなく、ちょっと緊張気味の顔で後ろにくっついています。・・・いや、ちょっとくらい笑ったらいいのに。
そう思うけれど、本人としては入れてもらえるかどうかドキドキしながらチャレンジしている状態なので笑う余裕が無いのです。
「え?この知らない子、なに?」という感じで無視されたり撒かれたりするのですが、また違う子の真似をして無言で一緒に遊びたいアピール。・・・頑張るなぁ。
押されたり転んだりボールぶつけられたり。でも諦めない!
頑張って後をついてまわっている子供ですが、とにかくパワーが有り余っているお兄ちゃんお姉ちゃんは動きが早いです。
うちの子の動くスピードとは全然違うので、鬼ごっこをしているお兄ちゃんにぶつかったりします。猛スピードで遊具を動き回るお姉ちゃんの手が当たって転んだりします。
そして痛いと泣いているところにボールが飛んできて当たったり・・・。
なんかもう人数の多さもそうですが、目まぐるしい感じで私もあたふた・・・。
泣くうちの子に「当たって痛かったねぇ。お兄ちゃんも痛かったかもね。ごめんねって言ってたよ。どうする?もうおうちに帰る?」と話をしていると涙を拭いて「まだ遊ぶ」と遊具に上っていきました。おぉ。なんかたくましくなってる。
私も自分の子を見失わないようにケガしないように見守るのですが、入れ替わり立ち代わり違う子が「ねぇねぇ!」と物珍しいおばちゃんである私に声をかけてきます。
「ここから飛び降りるから見てて!」「砂遊びしよう!」「手をあげろぉぉ(紙製ピストルを突き付けられる)!」・・・まって。
おばちゃん、自分の子供を見失うと困るんだ・・・。
こうやってお友達との関りを学んでいくんだな
帰り道、子供と手をつないで歩きながら「お兄ちゃんとお姉ちゃんがいっぱいいたね。楽しかった?」と聞いてみました。
子供は頷いて「いっぱいいたねー。」と嬉しそうにした後、こんなことを言っていました。
「いっぱいいたね。ちょっと多かった。少なくしなきゃ。いっぱいだから泣いちゃったのよ。ちょっと減らしたらぶつからないの」と、言っていました。
ごめんよ。もっと園庭が大きな幼稚園か少人数の幼稚園が良かったかね?
たぶん子供は療育先の人数と比較して言ったんだと思いますが、多すぎるとぶつかって危ないから減らしたほうがいいという冷静な感想に笑ってしまいました。
来年から通い始めたら、あれに慣れてくれるかなぁ。
今日の様子を見るとまだまだうちの子は「一緒に遊ぶ」というより金魚のフン的な立場で邪見にされたり嫌がられたり。
そんな様子を見ている親のほうはちょっと心が痛んだのですが、春からはここで揉まれて、お友達の作り方やコミュニケーションの取り方を学んで行って欲しいと思います。
お友達との関わりシリーズ
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