うちの子は食べることが大好きです。
離乳食の頃は普通かなと思っていた食べっぷりが、療育で給食を食べ始めてから開花したようです。
ただ、口いっぱいに押し込んで、よく噛まずに丸呑みするんで困っています。
発達障害の子供の食生活事情
「すごーくよく食べてえらいですよね。毎日おかわりしますよ」先日、療育先の先生に言われました。
あぁ、ごはん食べさせていないようですごく恥ずかしい。でも、朝もおにぎり2個とお汁とおかずを食べてから出かけるんですけどね。
発達障害のある子は食生活が独特になりやすいので注意が必要です。
発達障害のある子の食生活
- 偏食(特定の物しか食べられない)
- 小食(食べることに興味がない)
- 丸呑みする(よく噛まずに飲み込む)
- 大量に食べ過ぎる
偏食(特定の物しか食べられない)
発達障害のある子は感覚過敏を持つ子が多いです。
苦手な匂い、苦手な見た目、苦手な舌触りなど、どうしても食べられない原因は感覚過敏が原因となっているかもしれません。
うちの子の場合はパサついた食感のものが苦手です。例えばゆで卵や卵焼きの黄身部分やパサつく鶏肉などです。(うまく呑み込めないらしい)
黄身だけだと食べないので、パサつかないように混ぜて食べさせています。例えばオムレツや卵焼きにすると食べられます。
残す様子を見ていると単なる我儘に見えて「黄身も食べなさい!」と怒りたくなりますが、今はまだ栄養をしっかりとって食事を楽しいと思うことが大切な年齢です。
苦手なものを無理やり食べさせる行為は子供も辛いし、残されるたびに怒らなくてはいけない親も大変…。
私はお料理を工夫すれば食べられるなら「栄養とれてるから問題なし!」と思うことにしています。
小食(食べることに興味がない)
うちの場合は歯が生え始めるのが遅かったため、離乳食がなかなか進みませんでした。
私が作る食事が薄味すぎたせいもあり、『食事=あんまり美味しくない』と思っていて、食事を嫌がってなかなか体重が増えなかったんですよね。
うちの場合は療育に通うようになって食事が美味しいと感じるようになったようです。
私もいい意味で「こんなメニューあげていいのか!」と気が楽になり、大人とほぼ同じような味付けにして与えたら家でも食べるようになりました。単純に離乳食がおいしくなかったんですね…。
小食の原因は他にも「気が散っている」というのもあるかもしれません。
集中できるようにテレビは消しておもちゃを片付けるなど、食事に集中できる環境作りが大事です。
口の中にたくさん詰め込みすぎる(よく噛まない)
うちの子は、療育に通いだして「食事=おいしい!」と感じるようになりました。
そのため、急に食に興味が出てもっと食べたい!と口の中にたくさん食べ物を詰め込みすぎてしまうようになりました。
口の中にたくさん詰め込みすぎると、よく噛まずに飲み込んでしまうことにつながります。
よく噛むということは脳を刺激して発達を促す効果があるのですが、丸呑みしていると発達が促されません。
うちの子の食べる様子を観察してみると、スプーンに山盛りを3回くらい口に運んでからちょっと噛んで、水分で流し込んでいます。
よく噛んで少しずつ食べてねと伝えていますが、好きなおかずは目を輝かせてあっという間に口に運んで気付けば口いっぱい・・・。
のどに詰まらせそうで、見ていてハラハラしてしまいます。
大量に食べ過ぎる
同じように、大量に食べ過ぎるというのもよく聞きます。
調べてみると、発達障害の子供は健常児よりも肥満の割合が高いらしいのです。
いろいろ理由はありそうですが、噛む力が弱い⇒噛まずに飲み込む⇒満腹中枢が刺激されない⇒食べすぎ のサイクルが太ってしまう要因のひとつかも。
丸呑みする子と同じように、よく噛んで食べられる食材をたくさん使うことで噛む力が鍛えられて食べ過ぎを防ぐことができます。
咀嚼力を鍛えると脳の発達を促すことができるよ!
よく噛んで食べる能力のことを、咀嚼力といいます。
よく噛むことで脳が活性化されるということは、逆に言えばよく噛まなければ発達を促せないということです。
発達が気になる子はぜひ咀嚼力を高めて脳の発達を促しましょう。
咀嚼力を鍛えるとどうなる?
- 忍耐力や集中力が高まる
- 運動神経が良くなる
- 思考力や記憶力が良くなる
- 顎が鍛えられて歯並びが良くなる
- 消化に良く栄養を吸収しやすくなる
- 味覚が発達する
- 口の周りの筋肉が発達し、言葉の発音がはっきりする
- 唾液がたくさん出て虫歯を予防する
他にもたくさんありそうですが、どれも子供の成長にとっては良い事ばかりです。ぜひ子供にはよく噛んで食べてほしいなぁ。
噛む力アップのための食品とは?(うちの場合)
噛む力が弱いと指摘を受けてから、気を付けて食べるようになったものがあります。
うちの場合はこれ。
噛む力アップのための食品
- 堅焼きせんべい
- いりこなどの小魚
- ごぼう
- 切り干し大根
- ステーキなどの赤身肉
- 生野菜(きゅうり、キャベツの千切りなど)
お肉は好きなのですが、噛んでも飲み込めないらしくて途中でペッと吐き出してしまいます。
でも、長いこと噛んでいるので練習にはなっているかな。
気を付けていること
- おにぎりは海苔を巻いて食べづらくする。
- 麺類はほどほどに(噛まなくなる)。
- パンは硬いもの(焼くと更に硬くなるよ)。
- 食べる時は「よく噛んで」の声掛けをする。
あたりめを噛むのもすごく良いと聞いたのですが、うちは夫婦ふたりともお酒をほとんど飲まないのであたりめを買う機会がなく試したことがありません。
一度ついてしまったクセはなかなか改善するのは難しいとは思いますが、これからは気を付けてたくさん噛む練習をしていきたいと思います。
★☆ 食事改善シリーズ ☆★
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