うちの子には苦手なことがあります。2歳になった頃から、お父さんが「あっ。だめだよ!」とか「こらっ(軽め)」とか「ちー!」とか言う声が苦手です。
水をこぼしてしまった時や、ふざけて注意される時などにお父さんが声をかけると、途端に目に涙を浮かべて私に抱きついて来ます。大声で怒るとかではありません。
普通に声かけをしても泣いてしまいます。お父さんから急にストップさせるような声がすることが苦手なようです。
「ダメ」という言葉がダメなのか?怒られることがダメなのか?
それまで特になごやかに過ごしていた休日の食事時。
あっ!コップ、危ないよ!
うわぁぁぁぁん。
食事のときにふざけてコップを倒しそうになったことを注意されたことで、泣いてしまいました。
お母さんなら大丈夫だけど、お父さんに言われると泣いてしまう
私が同じようなことを言われた場合は、慣れているのか怖い顔をしても怖い声で怒ってもなんともありません。
以前にふざけて注意さたことを思い出して「怖い!お父さんに怒られる!」と思うからでしょうか。
仕事が忙しくて週に1回、日曜日しか会わないからなかなか感情が上書きされないというのもあるのかもしれません。ちょっとした声で反応してしまうようになりました。
「ダメ」という言葉を使わないようにしてもらったけど改善されず
「ダメ」という言葉が怒られると思って怖いのかなと思ったので、お父さんには「ダメという言葉を使わないでみて。」とは伝えて注意してもらいました。
でも、ダメという言葉を使わなくても、少し注意するニュアンスや怒っている雰囲気が伝わると泣いてしまいます。
「ダメ」という言葉だけではなさそうです。声の大きさが問題なのかな?
それからは子供があまりにも泣くため、お父さんはなかなか子供のことを怒れなくなってしまいました。
湯船からお湯が勢いよく溢れる音で恐怖を覚えた
そして最近のことですが、怒られる声や雰囲気以外にもお父さんとの間に苦手ができました。
それは、身体の大きいお父さんと一緒にお風呂に入った際によく遭遇する「湯船からお湯が勢いよく溢れる音」です。
先日の日曜日、いつもよりお風呂のお湯を多く入れすぎたため、湯舟から大量のお湯が「ジャー!」と溢れてしまいました。
大きな音が急にしたため子供は怖かったのか泣いてしまい、もうお風呂から出ると大騒ぎになりました。
次の週からは「お父さんとお風呂に入るとジャーするから入らない」と言われ、1ヵ月ほど一緒の入浴を拒否されました。
お風呂のお湯を少なく設定し、納得するまで説明したら入れるようになった
お風呂のお湯が大量に溢れてびっくりさせてしまったことは、お父さんのミスではありません。
どちらかというと、ちょっと多めに入れすぎた私のミスです。
あまりにもしょんぼりするお父さんが不憫だったので、対策して子供が納得できるように説明してみました。
見て。お母さんがお風呂のお湯がジャーと流れないようにしたよ。
もう大きい音はしないから、お父さんとお風呂に入ろう。
(じっくりお風呂の湯量を確認して)
…わかった!
怖いという感情は取り除くことはできないけれど、対策したことを伝えると、少しは安心したのかお風呂に入ってくれるようになりました。
ただ、お風呂に入っている間はずっと「じゃーー!って急に音がしたからびっくりした!」と訴えていました。
聴覚過敏があるのかな?大きな音が苦手のようです
うちの子は、急に大きな音(声)がするのが苦手なのかもしれません。
トイレの手を乾かす機械の音も怖いらしいですし、突然叫ぶ元気な男の子とかも怖いようです。
もともと不安が強い傾向にあるので、予測できないことが怖さの原因かなと思います。
私と一緒にいるときは「これ(手を乾かす機械)は使わないから大丈夫よ」と言ったり、「ちょっと大きい音がするかも」と伝えると、前もって心構えができるようで緊張するけど大丈夫。
苦手そうな音が鳴る場面の前に伝えて心構えをしておけば、緊張した顔にはなりますが、泣くような事はありません。
今までパニックになるほどの場面には出会っていないので、比較的軽い聴覚過敏なのか?と思っています。こういうのは大丈夫の経験を積んで慣れていくしかないのかな・・・。
今は「怖いの。嫌なの!」くらいしか言わないし、もう少し自分の気持ちを細かく伝えられるようになってきたら「どういう風に感じるの?」と聞いて対策を考えたいと思います。
【追記】大きな音が苦手な子向けの対策(2021.3)
今考えると聴覚過敏と不安からくるものだったと思います。大きくなってくるにつれて(経験をつんだことによって)、かなり大丈夫になってきました。
本人が驚きそうなものがあるところに行く時は、予め遠い場所で一度止まって「これから大きな音が鳴るかもしれないよ。大丈夫?」と聞いて、心の準備をさせると慣れていくと思います。
苦手な体験を増やして(複数回驚かせる)慣れさせる行為は、不安が強い子の場合、苦手意識が強くなるのでおすすめできません。
怖かったけれど、我慢してチャレンジしてみたら大丈夫だったという体験を積むといいと思います。
★☆ 苦手克服シリーズ ☆★
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